しゃ‐あん【謝安】
[320〜385]中国、東晋の政治家。陽夏(河南省)の人。字(あざな)は安石。博識で行書をよくし、王羲之らと親交があった。前秦の苻堅(ふけん)が大軍を率いて侵攻したとき、弟の謝石や甥の謝玄ととも...
シャイデマン【Philipp Scheidemann】
[1865〜1939]ドイツの政治家。社会民主党に所属。ドイツ革命に際して共和制の成立を宣言。共和国初代首相となったが、ベルサイユ条約に反対して辞職。ナチス政権成立で亡命。
しゃ‐いん【車胤】
中国、東晋の政治家。南平(湖北省)の人。字(あざな)は武子。家が貧しかったため油を買えず、蛍を集めてその光で読書したという。孫康とともに「蛍雪」の故事で知られる。生没年未詳。
しゃ‐おう【沙翁】
⇒さおう(沙翁)
しゃか【釈迦】
《(梵)Śākyaの音写》 釈迦牟尼(むに)のこと。 1 古代インド、現在のネパール地方に住んでいた種族。釈迦の出た種族。シャーキャ族。釈迦族。 2 能面の一。仏を表す金泥塗りの大きな面...
しゃか‐にょらい【釈迦如来】
釈迦牟尼(むに)の尊称。
しゃか‐ぶつ【釈迦仏】
釈迦牟尼(むに)の尊称。釈迦牟尼仏。
しゃか‐むに【釈迦牟尼】
《(梵)Śākya-muniの音写。釈迦族の聖者の意》仏教の開祖。世界三大聖者の一人。紀元前5世紀ごろ、インドの釈迦族の王子として誕生。29歳で宗教生活に入り、35歳で成道した。45年間の布教の...
しゃかむに‐ぶつ【釈迦牟尼仏】
釈迦牟尼の尊称。釈迦仏。
シャガール【Marc Chagall】
[1887〜1985]ロシア生まれのユダヤ系画家。エコール‐ド‐パリに属した。故郷への追想、ユダヤ特有の伝統への敬愛などをモチーフに、詩的に構成した幻想的画風で知られる。
しゃく【釈】
1 文章や語句の意味の解釈。 2 講釈・講談のこと。また、その演者。講釈師。 3 ㋐釈迦(しゃか)のこと。また、仏教に帰依したことを表すため僧が名の上につける姓。 ㋑真宗で、法名の上につける語。
しゃく‐し【釈氏】
釈迦。 「釈子」に同じ。
しゃく‐そん【釈尊】
釈迦の尊称。
しゃく‐ちょうくう【釈迢空】
折口信夫(おりくちしのぶ)の号。
シャクルトン【Ernest Henry Shackleton】
[1874〜1922]英国の探検家。スコットの南極探検隊に参加。のち自ら探検隊を組織し、1909年に当時の最南限地に到達した。
しゃ‐げん【謝玄】
[343〜388]中国、東晋の武将。謝安の甥。字(あざな)は幻度。謝安の推薦で建武将軍となり、383年の淝水(ひすい)の戦いで、謝安・謝石とともに前秦の苻堅(ふけん)の大軍を壊滅させた。
しゃ‐せき【謝石】
[327〜388]中国、東晋の武将。陽夏(河南省)の人。謝安の弟。字(あざな)は石奴。征討大都督として、383年の淝水(ひすい)の戦いで甥の謝玄とともに前秦の苻堅(ふけん)の大軍を壊滅させた。
しゃ‐ちょう【謝朓】
[464〜499]中国、南朝の斉の詩人。陽夏(河南省)の人。字(あざな)は玄暉(げんき)。宣城の太守であったので謝宣城とよばれ、同族の詩人である謝霊運に対して小謝ともよばれた。
シャトーブリアン【François René de Chateaubriand】
[1768〜1848]フランスの小説家・政治家。ロマン主義文学の先駆者。代表作「キリスト教精髄」、小説「アタラ」「ルネ」、自伝「墓の彼方の回想」など。
しゃな‐おう【遮那王】
源義経の幼名。
しゃのく【車匿】
《(梵)Chandakaの音写》前5世紀ごろのインドの僧。釈迦(しゃか)が王城を後にして出家したとき、その馬を引いたという。釈迦の没後、阿難について修行し、阿羅漢となったといわれる。
シャノン【Claude Elwood Shannon】
[1916〜2001]米国の電気工学者・数学者。マサチューセッツ工科大教授。「通信の数学的理論」で情報伝送の数学的処理を体系化し、情報理論の創始者となる。情報量の単位ビットの概念を導入したことで...
シャハト【Hjalmar Schacht】
[1877〜1970]ドイツの財政家・銀行家。1923年、通貨委員としてインフレの収拾に活躍。国立銀行総裁・経済相を歴任したが、ナチス政権の軍備拡張政策に反対して辞任。第二次大戦後、戦犯として裁...
しゃ‐ひょうしん【謝冰心】
[1900〜1999]中国の女流作家。福建省閩侯(びんこう)の人。本名、婉瑩(えんえい)。冰心は筆名。米国に留学。第二次大戦中は昆明に移り、作品を発表。戦後の一時期、日本に滞在。小説「超人」、児...
シャビエル【Francisco Xavier】
⇒ザビエル
シャフツベリ【Anthony Ashley Cooper Shaftesbury】
(1st Earl of 〜)[1621〜1683]英国の政治家。下院に入り、クロムウェルに反対して王政復古に努めた。復古後、枢密顧問官・伯爵・大法官となるが、のちに解任。陰謀に参加し、大逆罪...
シャブロル【Claude Chabrol】
[1930〜2010]フランスの映画監督。「美しきセルジュ」で監督デビュー。「いとこ同志」がベルリン国際映画祭の金熊賞を受賞し、ヌーベルバーグの旗手として注目された。作「二重の鍵」「主婦マリーが...
しゃ‐ぼうとく【謝枋得】
[1226〜1289]中国、南宋の政治家。弋陽(よくよう)(江西省)の人。字(あざな)は君直。号は畳山。元との戦いに敗れて捕らえられたが節を曲げず、絶食死した。著「文章軌範」。
シャミッソー【Adelbert von Chamisso】
[1781〜1838]ドイツの詩人・植物学者。フランス亡命貴族の子。ロマン派の一人。小説「ペーター=シュレミールの不思議な話」、詩「女の愛と生涯」など。
しゃみ‐まんせい【沙弥満誓】
⇒満誓(まんせい)
しゃらく【写楽】
⇒東洲斎写楽(とうしゅうさいしゃらく)
シャリアピン【Fyodor Ivanovich Shalyapin】
[1873〜1938]ロシアのバス歌手。独学で声楽を習得。幅広く深い声量と独特な演技力で知られる。
しゃりほつ【舎利弗】
《(梵)Śāriputraの音写。身子などと訳す》釈迦(しゃか)十大弟子の一人。十六羅漢の一。インドのマガダ国に生まれ、釈迦に師事し、その布教を助けた。智慧(ちえ)第一と称される。舎利子。
シャルダン【Jean-Baptiste Siméon Chardin】
[1699〜1779]フランスの画家。穏やかな色彩と迫真的な造形力により、市民生活や静物を詩情豊かに描いた。
シャルドンヌ【Jacques Chardonne】
[1884〜1968]フランスの小説家。夫婦愛の問題を追求した。作「祝婚歌」「エバ」「感情的宿命」など。
シャルドンネ【Hilaire Bernigaud de Chardonnet】
[1839〜1924]フランスの化学者・工業家。人造絹糸を創製した。
シャル‐フォン‐ベル【Schall von Bell】
⇒アダム=シャール
シャルル【Charles】
フランス王。 (5世)[1337〜1380]在位1364〜1380。名将デュ=ゲクランを起用してイギリス軍と戦い、被占領地の大半を奪回。財政を再建して王国の集権化に努め、また学芸を奨励した。賢...
シャルル【Jacques Alexandre César Charles】
[1746〜1823]フランスの物理学者。水素気球を考案し、自らこれを操縦。1787年に気体についての「シャルルの法則」を発見。
シャルル‐ドルレアン【Charles d'Orléans】
[1394〜1465]フランスの詩人。シャルル6世の甥(おい)。百年戦争末期にイギリス軍の捕虜となり、25年間の幽閉生活を送った。詩集「牢獄の歌」など。
シャルルマーニュ【Charlemagne】
⇒カール
しゃ‐れいうん【謝霊運】
[385〜433]中国、南朝の宋の詩人。陽夏(河南省)の人。永嘉太守・侍中などを歴任。のち、反逆を疑われ、広州で処刑された。江南の自然美を精緻(せいち)な表現によって山水詩にうたった。
シャンカラ【Śaṅkara】
[700ころ〜750ころ]インドの哲学者。ベーダーンタ学派の理論家で、不二一元(ふにいちげん)派の開祖。著「ブラフマ‐スートラ注解」など。
シャンポリオン【Jean-François Champollion】
[1790〜1832]フランスのエジプト学者。ロゼッタ石により古代エジプト文字の解読に成功。文法書・辞書を著し、エジプト学の父と称される。
シャーウッド【Robert Emmet Sherwood】
[1896〜1955]米国の劇作家。反戦的な作品が多い。戯曲「ローマへの道」「白痴の喜び」、映画脚本「我等の生涯の最良の年」など。
シャー‐ジャハーン【Shāh Jahān】
[1592〜1666]インドのムガル帝国第5代の王。在位1628〜1658。帝国の全盛期を現出、タージマハル廟(びょう)やデリーの宮殿などの壮麗な建築を残した。
シャーフィイー【al-Shāfi‘ī】
[767〜820]イスラム法学者。スンニー派四法学派の一であるシャーフィイー派の祖。古典イスラム法理論の大成者。
シャープール‐いっせい【シャープール一世】
《Shāpūr Ⅰ》ササン朝ペルシア第2代の王。在位241〜272。アルデシール1世の子。中央アジア・シリアに進出、260年にはローマ軍を破って皇帝ワレリアヌスを捕虜とし、またこれらの捕虜を使役...
シャーマン‐きょうだい【シャーマン兄弟】
米国の作詞家・作曲家。ロバート=シャーマン(Robert Bernard Sherman[1925〜2012])とリチャード=シャーマン(Richard Morton Sherman[1928〜...
シャール【René Char】
[1907〜1988]フランスの詩人。初期はシュールレアリスムの活動に参加し、ブルトン、エリュアールとの共著「仕事を遅らせる」を発表。のち、第二次大戦中はレジスタンス運動に参加した。戦後は故郷の...