こか-こい【狐仮虎威】
権力や
権威のある者の
威力を借りて、自分勝手に振る舞うたとえ。また、有力者の
威力をかさに着て、
勝手に振る舞う者のたとえ。▽「狐
きつね、虎
とらの威
いを仮
かる」と
訓読する。「虎
とらの威
いを仮
かる狐
きつね」が慣用句。
- 出典
- 『戦国策せんごくさく』楚策そさく
- 故事
- 狐が虎につかまり食べられそうになった。狐は「私を食べてはいけません。天帝は私を百獣の長としたのです。それを疑うなら私の後について歩いてみなさい」といわれ、虎が狐の後を歩いて行くと、獣たちは狐の後ろの虎に驚いて逃げてしまい、虎は狐の話を信じてしまったという故事から。