2 鮮やかに色づく。特に、赤く色づく。また、色が美しく輝く。照り映える。「紅に—・う梅の花」「朝日に—・う山桜」
5 染め色または襲 (かさね) の色目などで、濃い色合いからしだいに薄くぼかしてある。
「五節の折着たりし黄なるより紅まで—・ひたりし紅葉どもに」〈讃岐典侍日記・下〉
出典:青空文庫
・・・棟梁、お前さんの靴は仁王様の草鞋も同じなんだから」と頭を下げて頼・・・ 芥川竜之介「温泉だより」
・・・夜の中に何か木の芽の匂うのを感じ、いつかしみじみと彼女の生まれた・・・ 芥川竜之介「たね子の憂鬱」
・・・は、運慶の作と称うる仁王尊をはじめ、数ある国宝を巡覧せしめる。「・・・ 泉鏡花「七宝の柱」