だんあくしゅぜん【断悪修善】
⇒だんなくしゅぜん(断悪修善)
だんいほうしょく【暖衣飽食】
衣食に何の不足もない生活のこと。ぜいたくな生活をすること。▽「暖衣」は暖かい衣服、「飽食」は十分な食料のこと。「暖」は「煖」とも書く。「飽食暖衣ほうしょくだんい」ともいう。
だんかんれいぼく【断簡零墨】
ちょっとした書き物や、きれぎれになった書き物。文書の断片。▽「断簡」はきれぎれになってしまった文書。「零墨」は一滴の墨のことで墨跡の断片の意。
だんがいさいばん【弾劾裁判】
罷免ひめんの訴追そついを受けた裁判官・人事官を弾劾するためにおこなわれる裁判。職務上の義務に著しく違反したり、威信を損なう非行があった場合に、衆参両院各七人の議員の裁判員が裁判所を構成して、罷免の裁判をする。
だんがいぜっぺき【断崖絶壁】
切り立ったがけ。非常に危機的な状況のたとえとして用いられることもある。▽「断崖」「絶壁」はともに非常に険しいがけのこと。
だんがんうちゅう【弾丸雨注】
弾丸が雨の降り注ぐような激しさで飛んでくること。▽「弾丸」はすずめなどを捕るために使うはじき玉。また、鉄砲の玉。「雨注」は雨のように降り注ぐということ。
だんがんこくし【弾丸黒子】
きわめて狭い土地のたとえ。▽「弾丸」はすずめなどを捕るために使うはじき玉。「黒子」はほくろ。「黒痣」とも書く。
だんがんのち【弾丸之地】
きわめて狭い土地のたとえ。
だんきのいましめ【断機之戒】
学問は中途で放棄してしまっては何の価値もないという戒め。
だんきんのまじわり【断金之交】
友人同士がきわめて固い友情で結ばれていること。
だんげんびちゅう【談言微中】
面と向かってはっきりとは言わず、それとなく遠回しに人の急所や弱点などをつく話しぶりのこと。▽「談言」は話す言葉の意。「微中」はひそかに、また、かすかに当てる意で、さりげない話しぶりで要点をつくことをいう。「中」はぴたりと当てる意。
だんこうじょしょく【男耕女織】
男女それぞれに天から与えられた自然の職分のこと。▽「男耕」は男は田畑を耕すということ。「女織」は女は機はたを織るということ。
だんしすいちく【弾糸吹竹】
琴などをひき、笛などを吹くこと。音曲を楽しむこと。
だんしょうしゅぎ【断章取義】
書物や詩を引用するときなどに、その一部だけを取り出して自分の都合のいいように解釈すること。▽「章」は文章。また、詩文の一編。「断章」は文章の一部を取り出すこと。「取義」はその意味をとること。「章しょうを断たち義ぎを取とる」と訓読する。
だんそんじょひ【男尊女卑】
男性の方が女性に比べて尊重され優位な立場にあること。またそのような態度、思想、風潮。
だんちょうのおもい【断腸之思】
はらわたがずたずたにちぎれるほどの悲しみ。
だんてんちょうりゅう【談天雕竜】
弁論や文章の内容が広大かつ深遠で、また巧みなこと。転じて、広大ではあっても実用には役立たない無駄な議論や行為。
だんぱつぶんしん【断髪文身】
野蛮な風習のこと。▽「断髪」は髪を短く切ること。「文身」は刺青いれずみのこと。古代中国の呉越ごえつ一帯の風習。
だんぺんざんかん【断編残簡】
一部が欠けて不完全な書き物。▽「断編」はきれぎれの文章。「簡」は竹の札で、古くはこれに文章を書き付けていたことから書物のこと。
だんろんふうはつ【談論風発】
盛んに語り論ずること。▽「風発」は風が吹くような盛んな勢いであること。