キム‐イルソン【金日成】
[1912〜1994]朝鮮民主主義人民共和国国家主席。平安南道出身。抗日独立運動に加わり、1932年ごろからゲリラ戦を指導。第二次大戦後、北朝鮮臨時人民委員会委員長を経て、1948年の建国ととも...
キム‐グ【金九】
[1876〜1949]朝鮮の政治家・独立運動家。号は白凡(ベクボム)。甲午農民戦争に参加。三・一独立運動の後は上海に亡命し、大韓民国臨時政府の最高指導者として活動。第二次大戦後は南北統一運動を展...
キム‐サリャン【金史良】
[1914〜1950?]朝鮮の作家。本名、金時昌(キムシチャン)。平壌(ピョンヤン)生まれ。日本に留学し、東京帝国大学を卒業。在日中に書かれた「光の中に」は芥川賞候補となった。第二次大戦後は朝鮮...
キム‐ジハ【金芝河】
[1941〜2022]韓国の詩人・思想家。本名、金英一(キムヨンイル)。李承晩(イスンマン)政権を倒した四月革命に参加し、以降学生運動を主導した。1970年には長編譚詩(たんし)「五賊」を発表し...
キム‐ソウン【金素雲】
[1907〜1981]朝鮮の詩人・随筆家。釜山(プサン)生まれ。筆名、鉄甚平(てつじんぺい)。1920年に渡日し、「朝鮮民謡選」「朝鮮童謡選」等を刊行。戦後、帰国して「現代韓国文学選集」を編纂(...
キム‐ダルス【金達寿】
[1919〜1997]作家。朝鮮慶尚南道の生まれ。昭和5年(1930)日本に移住。小説「玄海灘」で認められたほか、朝鮮渡来文化の発掘・紹介にも尽力。著作に「朴達の裁判」「太白山脈」「日本の中の朝...
キム‐デジュン【金大中】
[1924〜2009]韓国の第15代大統領。全羅南道出身。野党政治家として朴正熙大統領と対立し、1973年東京で韓国情報機関に拉致される(金大中事件)。1980年には同氏の逮捕をきっかけに起きた...
キム‐ヨンサム【金泳三】
[1927〜2015]韓国の政治家。第14代大統領。慶尚南道出身。1954年国会議員に当選。長く野党議員として活躍するが90年に当時の与党に合流。93年、13年ぶりの文民大統領となった。政権末期...
きむら‐きんじ【木村謹治】
[1889〜1948]ドイツ文学者。秋田の生まれ。東大教授。ゲーテの研究に努め、また、ドイツ語辞書を編纂(へんさん)。著「『若きゲーテ』研究」など。
きむら‐けんかどう【木村蒹葭堂】
[1736〜1802]江戸中期の文人。大坂の人。名は孔恭。通称、坪井屋吉右衛門。別号、巽斎(そんさい)。本草学・絵画・詩文を学び、書画骨董を収集。著「蒹葭堂日記」など。
きむら‐しげなり【木村重成】
[?〜1615]近世初期の武将。長門守(ながとのかみ)。豊臣秀頼に仕え、大坂冬の陣で奮戦。和議の使者として、見事な進退を見せたという。大坂夏の陣で戦死。 塚原渋柿園の歴史小説。明治40年(1...
きむら‐しょうはち【木村荘八】
[1893〜1958]洋画家。東京の生まれ。岸田劉生とともにフュウザン会の結成に参加。のち春陽会会員として活躍。挿絵や随筆にもすぐれた。著「東京繁昌記」など。直木賞作家の木村荘十は異母弟に当たる。
きむら‐そうじゅう【木村荘十】
[1897〜1967]小説家。東京の生まれ。洋画家の木村荘八(しょうはち)は異母兄に当たる。満州で新聞記者、出版社の経営を経験し、作家となる。正義感に満ちた大衆小説を執筆。「雲南守備兵」で直木賞...
きむら‐たいけん【木村泰賢】
[1881〜1930]仏教学者・インド哲学者。岩手の生まれ。東大教授。著「印度六派哲学」「阿毘達磨(あびだつま)論の研究」など。
きむら‐ひさし【木村栄】
[1870〜1943]天文学者。石川の生まれ。岩手県奥州市の緯度観測所で緯度変化の観測に従事。明治35年(1902)、緯度変化の公式にZ項(木村項)を付加すべきことを提唱。文化勲章受章。
きむら‐まさこと【木村正辞】
[1827〜1913]幕末・明治の国文学者。千葉の生まれ。号は欟斎(つきのや)。東大教授。著「万葉集文字弁証」など。
きむら‐もとお【木村資生】
[1924〜1994]遺伝学者。愛知の生まれ。国立遺伝学研究所教授。集団遺伝学を研究し、分子進化の中立説を発表。著作に「分子進化学入門」など。昭和51年(1976)文化勲章受章。平成4年(199...