ぎゅうとう-かっけい【牛刀割鶏】
取るに足りない小さなことを
処理するのに、大げさな
方法を用いるたとえ。小さな
物事を裁くのに、大人物や大げさな
方法・
手段などは
必要ないということ。また、それらを戒めた語。鶏をさばくのに牛を切る大きな
包丁を用いる意から。▽「
牛刀ぎゅうとうもて鶏
にわとりを割
さく」と
訓読する。また「割鶏牛刀
かっけいぎゅうとう」ともいう。
- 出典
- 『論語ろんご』陽貨ようか。「鶏を割くに焉いずくんぞ牛刀を用いんや」(鶏を割くのに牛切りの大きな包丁がどうして必要なのだろうか)
- 用例
- これは少し牛刀鶏を割く嫌きらいがある。<森鴎外・独身>