げんしょうじじゃく【言笑自若】
落ち着いていて、どんなことがあっても動じないことのたとえ。
- 注記
- 「言笑」は、しゃべることと笑うこと。また、笑いながらしゃべること。「自若」は、落ち着いていて、物事に動じないさま。
- 故事
- 中国三国時代、蜀しょくの武将、関羽かんうは、戦いくさでひじに受けた流れ矢の毒が骨にまわり、その痛みに悩まされることが多かった。そのため、武将たちを招いた宴会の席に医者を招き、骨を削る手術をすることにした。医者が骨を削ると、血があふれ出したが、関羽は平然として酒を飲み談笑していたという。
- 出典
- 『蜀志しょくし』関羽かんう
- 類語
- 神色自若 泰然自若