らんしん-ぞくし【乱臣賊子】
国に害を与える悪い家臣と、親の心に背いて悪事をはたらく子供。人の踏み行うべき道に外れ、悪事をはたらく者の意。▽「乱臣」は主君の恩情に背き国を乱す家臣のこと。主君に反逆する家来。「賊子」は親不孝なことをして、悪い道に入ってゆく子供の意。
- 出典
- 『孟子もうし』滕文公とうぶんこう下
- 句例
- 乱臣賊子がはびこる
- 用例
- 血を流すことはもとより厭いとうまい。しかし道をあやまって流せば、後世ぬぐうべからざる乱臣賊子の汚名を着る。<司馬遼太郎・燃えよ剣>
- 類語
- 逆臣賊子ぎゃくしんぞくし 乱臣逆子らんしんぎゃくし