はんかん-くにく【反間苦肉】
敵の
間者を使って
敵情を知り、敵の仲を裂く「
反間の計」と、
自分の身を傷つけて、
相手の
信頼を得て密偵行為を行う「
苦肉の計」のこと。敵をあざむき仲違
なかたがいさせるために、
自分の身を痛めつけて見せること。また、目的達成のためのあらゆる
手段のこと。苦肉之計
くにくのけい反間之計
はんかんのけい
- 出典
- 「反間」は『孫子そんし』用間ようかん、「苦肉」は『三国志演義さんごくしえんぎ』四六
- 句例
- 反間苦肉の策
- 用例
- かえってさきが、ゆだんをしないと見て、生地のままの反間苦肉がみごとに当あたった。<吉川英治・神州天馬侠>