
《栄える木の意か。一説に境の木の意とも》
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1 神木として神に供せられる常緑樹の総称。
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2 ツバキ科の常緑小高木。関東以西の山林中に自生し、高さ約5メートル。葉は互生し、やや倒卵形で先が細く、つやがあって堅い。夏、白い花をつけ、実は熟すと黒くなる。神事に用い、神社などによく植えられる。《季 花=夏》

(賢木)
源氏物語第10巻の巻名。
光源氏、23歳から25歳。
桐壺帝の崩御、
藤壺の出家、源氏と
朧月夜 (おぼろづくよ) との仲が露見して追放の画策をされることなどを描く。
[補説]「榊」は国字。