袖手傍観の解説 - 三省堂 新明解四字熟語辞典

手をこまねいて、ただ何もせずにそばで見ていること。特に重大事態などに当然なすべき事があるのに、何もしないでいることを批判を込めて用いることが多い。▽「袖手」は袖そでの中に手を入れる。転じて、手をこまねいて何もしない意。「傍観」はかたわらでただ見ていること。「傍」は「旁」とも書く。
出典
韓愈かんゆ「柳子厚りゅうしこうを祭まつるの文ぶん
句例
袖手傍観してかかわらない
用例
過日、長州赤間が関にて夷艦攘討いかんじょうとうなせるとき、袖手傍観の藩あるのよし。<染崎延房・近世紀聞>
活用形
〈―スル〉

袖手傍観の解説 - 学研 四字熟語辞典

何もせずに、そばに立って、ただ見ていること。助けも支援もせずに、手をこまねいていること。
注記
何かすべきことをしていないという批判をこめて使う。「袖手」は、手を袖そでの中に入れていること。「傍観」は、かたわらで見ていること。
表記
「傍観」は、「旁観」とも書く。
出典
韓愈かんゆ「柳子厚りゅうしこうを祭るの文」

袖手傍観の解説 - 小学館 デジタル大辞泉

[名](スル)ある事態を目にしながら、成り行きに任せて眺めていること。拱手 (きょうしゅ) 傍観

出典:青空文庫

goo辞書は無料で使える辞書・辞典の検索サービスです。1999年にポータルサイト初の辞書サービスとして提供を開始しました。出版社による信頼性の高い語学辞典(国語辞書、英和辞書、和英辞書、類語辞書、四字熟語、漢字など)と多種多様な専門用語集を配信しています。すべての辞書をまとめて検索する「横断検索」と特定の辞書を検索する「個別検索」が可能です。国語辞書ではニュース記事や青空文庫での言葉の使用例が確認でき、使い方が分からない時に便利です。