どうあん【道安】
[312〜385]中国、東晋代の僧。仏図澄(ぶっとちょう)に師事。経典翻訳や僧団の儀式・規則の制定など、中国仏教発展に貢献。 ⇒千道安(せんどうあん)
どういつ【道一】
⇒馬祖道一(ばそどういつ)
どうかん【道灌】
⇒太田道灌(おおたどうかん)
どうきょう【道鏡】
[?〜772]奈良時代の法相(ほっそう)宗の僧。河内(かわち)の人。弓削(ゆげ)氏出身。称徳天皇に信任されて政界に進出。太政大臣禅師・法王となり、権力をふるったが、皇位をねらって藤原氏および和気...
どうげん【道元】
[1200〜1253]鎌倉前期の禅僧。京都の人。日本曹洞宗の開祖。内大臣久我通親の子。諱(いみな)は希玄。比叡山で修学し、のち入宋して天童如浄の法を嗣(つ)いだ。帰国後、建仁寺に住し、京都に興聖...
どうこう‐てい【道光帝】
[1782〜1850]中国、清の第8代皇帝。在位1820〜1850。名は旻寧(びんねい)。廟号(びょうごう)は宣宗。アヘン戦争に敗れ、欧米諸国に対して開国するに至った。
どうしゅん【道春】
林羅山(はやしらざん)の剃髪(ていはつ)後の号。
どうしょう【道生】
[?〜434]中国、東晋代の僧。廬山(ろざん)の慧遠(えおん)、さらに鳩摩羅什(くまらじゅう)に師事。頓悟成仏(とんごじょうぶつ)説を唱えた。
どうしょう【道昭】
[629〜700]飛鳥(あすか)時代の法相(ほっそう)宗の僧。河内(かわち)の人。入唐して玄奘(げんじょう)に学び、帰国後、元興寺に禅院を建立し、初めて法相宗を伝えた。遺命により日本最初の火葬に...
どうじ【道慈】
[?〜744]奈良時代の三論宗の僧。大和の人。俗姓は額田氏。大宝2年(702)に入唐して三論と密教を学び、養老2年(718)帰国。大和の大安寺に住した。
どうすい【道邃】
中国、唐代の天台宗の僧。長安の人。諡号(しごう)、興道尊者。六祖湛然(たんねん)門下で天台山を継ぎ、日本の最澄に法を授けた。生没年未詳。
どうせん【道宣】
[596〜667]中国、唐代の僧。姓は銭。丹徒(浙江(せっこう)省)の人。智首に律を学び、終南山に住して四分律を研究、南山宗を開いた。著「四分律行事鈔」「大唐内典録」など。
どうにゅう【道入】
[1599〜1656]江戸初期の陶工。京都の人。楽(らく)家の3代目。名は吉兵衛、のち吉左衛門。剃髪(ていはつ)後、道入と称した。俗称、のんこう。楽焼に新生面を開き、屈指の名手といわれる。名物茶...
どうはち【道八】
清水焼の陶工、高橋氏代々の名。また、道八が作った焼き物。→仁阿弥道八(にんなみどうはち)
どうぶ‐てい【道武帝】
[371〜409]中国、北魏の初代皇帝。在位386〜409。廟号(びょうごう)は太祖。本名は拓跋珪(たくばつけい)。鮮卑の拓跋部の出身で、匈奴・後燕を討滅し、華北を統一。平城(山西省)に都して、...
どうみゃく‐せんせい【銅脈先生】
[1752〜1801]江戸中期の狂詩作者。京都の人。本名、畠中正盈(はたけなかまさみつ)。号は観斎(かんさい)。銅脈先生は狂号。風刺のきいた狂詩で大田南畝と並び称される。著作に「太平楽府(がふ)...
どうもと‐いんしょう【堂本印象】
[1891〜1975]日本画家。京都の生まれ。本名、三之助。初期から各種の技法を駆使し、仏画・寺院襖絵(ふすまえ)を手がけ、第二次大戦後は日本画における抽象表現の追求へと向かった。文化勲章受章。
どうりゅう【道隆】
⇒蘭渓道隆(らんけいどうりゅう)
どうりょう‐さった【道了薩埵】
室町時代の曹洞宗の僧。字(あざな)は妙覚。相模最乗寺の守護神。同寺開山了庵慧明の弟子で、同寺の守護を誓って天狗となり、昇天したと伝えられる。生没年未詳。