りくとうさんりゃく【六韜三略】
中国古代の
兵法の書。奥の手。虎の巻。また、奥義・極義などのこと。
- 注記
- 「六韜」は、中国周の呂尚りょしょう(太公望たいこうぼう)の著とされる六巻の兵法書。うち虎韜ことうが「虎の巻」の語源となった。「三略」は、張良ちょうりょうに兵法を教えた黄石公こうせきこうの著とされる三巻の兵法書。
- 用例
- 何よりも先ず宮益みやますの興農園から柄えの長い作切鍬、手斧鍬ちょうなぐわ、ホー、ハァト形のワーレンホー、レーキ、シャヴル、草苅鎌、柴苅鎌しばかりがまなど百姓の武器と、園芸書類えんげいしょるいの六韜三略りくとうさんりゃくと、種子と苗なえとを仕入れた。〈徳冨健次郎・みみずのたはこと〉