もくし-きし【目指気使】
言葉でなく、目で
合図したり顔色で示したりして、
自分より目下の者を
指図し、こき使うこと。また、勢い盛んで、
傲慢ごうまんな
態度のことをいう。▽「目指」は目くばせで、人を
指図し使うこと。「気使」は口にすることなく、手ぶりで人に
命令すること。
- 出典
- 『漢書かんじょ』貢禹伝こううでん
- 活用形
- 〈―スル〉
- 故事
- 中国前漢の貢禹こううは、「行為が犬や豚のようであっても、裕福な家で勢い盛んであるならば、目くばせや顔つきだけで目下の者をこき使い、このようなことをすぐれたこととしている」と元帝に上書したという故事から。