判官贔屓の解説 - 三省堂 新明解四字熟語辞典

弱者薄幸の者に同情し、味方したり応援したりすること。また、その気持ち。▽「判官」は官職の名で、ここでは検非違使けびいしの尉じょう(判官)の職にあった源義経みなもとのよしつねのこと。「贔屓」は目をかけること。源義経が兄の頼朝よりともにねたまれて滅んだことに、人々が同情を寄せたことからいう。「判」は「はん」とも読む。
句例
判官贔屓の観衆
用例
とりわけ江戸は、もと将軍家のお膝元、判官贔屓もよろしいところだ。<安部公房・榎本武揚>

判官贔屓の解説 - 学研 四字熟語辞典

⇒ ほうがんびいき(判官贔屓)
不遇英雄弱者敗者、また実力才能はあるのにしかるべく待遇のえられない者たちに同情心や贔屓心をもつこと。また、そのような気持ち。弱い立場の者に対して同情して味方をし、援助すること。
注記
「判官」は、「はんがん」とも読む。律令制の役職の一つで、検非違使けびいしの三等官。兄の頼朝よりともに無情にも滅ぼされた悲劇の英雄源義経みなもとのよしつねが、判官職であったことから、源義経のことをいう。義経が常に悲劇の英雄として庶民に愛されてきたことから生まれたことば。

判官贔屓の解説 - 小学館 デジタル大辞泉

悲劇的英雄、判官源義経同情する気持ち。転じて、弱者敗者同情声援する感情をいう。

出典:青空文庫

goo辞書は無料で使える辞書・辞典の検索サービスです。1999年にポータルサイト初の辞書サービスとして提供を開始しました。出版社による信頼性の高い語学辞典(国語辞書、英和辞書、和英辞書、類語辞書、四字熟語、漢字など)と多種多様な専門用語集を配信しています。すべての辞書をまとめて検索する「横断検索」と特定の辞書を検索する「個別検索」が可能です。国語辞書ではニュース記事や青空文庫での言葉の使用例が確認でき、使い方が分からない時に便利です。

検索ランキング

2023年12月