1. (梵)yaṣṭi の音写。棒・旗竿の意》仏塔寺院仏堂の前に宝珠火炎形をつけた竿を立て寺の標幟 (ひょうじ) としたところからいう。

  1. (梵)kṣetraの音写国土。仏国土。

  1. みさお。節操。「—を曲げない」

  1. 時間的な経過のくぎりめ、または一時期。「上京の—世話になる」「その—はよろしく」

    1. ㋐1年を春夏秋冬の四つにくぎった1期間季節

      「いまの—では、しかし、百花園…?」〈万太郎春泥

    2. ㋑暦でいう二十四節気のこと。また、そのうち立春啓蟄 (けいちつ) など、一つおきの節気で、旧暦で月の前半にくるものをいう。

      兎角するうちに—は立秋に入った」〈漱石

    3. 節句 (せっく) 。

  1. 物事のくぎりめ。また、くぎられた部分

    1. 歌曲のふし。

    2. 詩歌・文章・楽曲などの一くぎり。「詩歌の一—」

    3. ㋒プロ野球などの日程のくぎり。

  1. 竹・枝・骨などのふし。

  1. 君命を受けた将軍使節交付されるしるしの手形

  1. 速さの単位ノットのこと。

  1. 文を構成する部分として一つのまとまりをなす連文節で、その中に主語述語関係を含むもの。

  1. 商品取引所で行われる立ち合いの区分

    1. 頃 (ころ) 用法

  1. ある物事に対する主義主張。「新しい—をたてる」「御—御もっともです」

  1. うわさ。風説。「彼女結婚したという—がある」

  1. 漢文一体道理を解釈したもの。また、自分意見を述べたもの。韓愈の「師説」、柳宗元の「捕蛇者説」など。

化膿 (かのう) 菌が毛包汗腺に入って起こる急性炎症。赤く腫 (は) れ、疼痛 (とうつう) がある。フルンケル。

[形動][文][ナリ]
  1. 心をこめてするさま。ねんごろ。せち。「平和への—なる願い」「—に健闘を祈る」

  1. 身にしみて強く感じるさま。せち。

    1. 「またなによりも—なりしは、大雪降って寒かりしに、秘蔵せし鉢の木を切り、火に焚きあてし志」〈謡・鉢木

  1. さしせまった事情にあるさま。非常に厳しいさま。せち。

    1. 「さなきだに傾城は内しょ—なるものなるに」〈洒・契情買虎之巻

[名・形動]じょうずでないこと。つたないこと。また、そのさま。⇔
    1. 主人は寧ろ—な部類に属すると云ってよろしい」〈漱石吾輩は猫である

[代]一人称の人代名詞男性が自分自身をへりくだっていう語。遊里などで用いられた。
    1. 「—も今日たまげて仕舞いやしたのサ」〈木下尚江良人の自白

〈刹〉⇒さつ

〈殺〉⇒さつ

えい

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