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辞書
1 ウリ科の蔓性 (つるせい) の一年草。茎が長く伸び、巻きひげで他に絡みつく。葉は浅く裂けた心臓形で互生する。夏の夕方、花びらが深く五つに裂けた白色の雄花と雌花とを開き、翌朝にはしぼむ。実が球状のマルユウガオと円筒状のナガユウガオとがある。主にマルユウガオから干瓢 (かんぴょう) をつくる。アフリカ・熱帯アジアの原産で、日本では古くから栽培。《季 花=夏 実=秋》「—のひらきかかりて襞 (ひだ) ふかく/久女」
2 ヨルガオの俗称。
出典:デジタル大辞泉(小学館)
ゆうがおひょうたん【夕顔瓢箪】
エビガラスズメの別名。
ゆうがおべっとう【夕顔別当】
出典:青空文庫
・・・蔭に、白い蝶が一羽、夕顔が開くように、ほんのりと顕われると、ひら・・・ 泉鏡花「貝の穴に河童の居る事」
・・・した、沢井様の裏庭に夕顔の花が咲いた時分だと申しますから、まだ浴・・・ 泉鏡花「政談十二社」
・・・を呼んで、抱一上人の夕顔を石燈籠の灯でほの見せる数寄屋づくりも、・・・ 泉鏡花「燈明之巻」
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