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辞書
姓氏の一。
⇒かが(夏芽)
1 クロウメモドキ科の落葉高木。葉は卵形で、3本の脈が目立ち、互生する。夏、黄緑色の小花をつけ、楕円形の実を結び、暗赤褐色に熟す。実は食用に、また漢方で乾燥させたものを大棗 (たいそう) といい、強壮薬に用いる。中国北部の原産。名は、初夏になって葉の芽を出すことによる。《季 実=秋 花=夏》「竿をもて—をたたく巡査かな/素十」
2 染料の一。1の実を乾燥し、刻んだものを煎 (せん) じて染め汁を作る。茶系統の色。
3 薄茶器の一。木製漆器の容器で、形状が1の実に似ている。古くは棗形茶入れといい、室町中期に京都妙覚寺法界門付近に住んでいた羽田五郎 (はねだごろう) が始めたという。
出典:デジタル大辞泉(小学館)
なつめがい【棗貝】
ナツメガイ科の巻き貝。潮間帯下にすみ、貝殻は球卵形で、殻径3センチくらい。殻表は淡褐色に濃褐色の斑点が密にある。本州中部以南に分布。
なつめがたちょうずばち【棗形手水鉢】
形がナツメの果実に似て長円形をした石造の手水鉢。
なつめせいび【夏目成美】
[1749〜1817]江戸後期の俳人。江戸の人。名は包嘉。通称、井筒屋八郎右衛門。別号、随斎など。浅草蔵前の札差 (ふださし) 。乙二 (おつに) ・大江丸らと交わり、小林一茶の後援者でもあった。句集「成美家集」、著「随斎諧話」など。
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出典:青空文庫
・・・きめられうるから。○夏目先生の逝去ほど惜しいものはない。先生は過・・・ 芥川竜之介「校正後に」
・・・夏目先生は書の幅を見ると、独り語のように「旭窓だね」と云った。落・・・ 芥川竜之介「子供の病気」
・・・柩があるのであろう。夏目金之助之柩と書いた幡が、下のほうだけ見え・・・ 芥川竜之介「葬儀記」
棗
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