ふんしょ-こうじゅ【焚書坑儒】
言論・
思想・
学問などを
弾圧すること。
書物を焼いて儒学者を穴埋めにする意から。▽「焚」は焼く意。「坑」は穴埋めにする意。「儒」は儒学者・
学者の意。
- 出典
- 『史記しき』秦始皇紀しんしこうき
- 句例
- 焚書坑儒の思想弾圧
- 用例
- 改名主のような人間は何時の世にも絶えた事はありません。焚書坑儒が昔だけあったと思うと、大きに違います。<芥川竜之介・戯作三昧>
- 故事
- 中国秦しんの始皇帝しこうていが政治批判を抑えるために、一部の実用書を除くすべての書物を民間に置くことを禁じて焼却するよう命じ、禁令を犯したとして数百人の学者を生き埋めにした故事から。