九鼎大呂の解説 - 三省堂 新明解四字熟語辞典

貴重な物や重要地位名声などのたとえ。▽「九鼎」は夏王朝の開祖禹王うおうが九つの州(中国全土)から献上させた銅で作った鼎かなえ。それ以来天子の宝・象徴として伝えられた。「鼎」は三本足の釜かま。いけにえの調理具として、また祭器として用いられた。「大呂」は周王朝の大廟たいびょうに供えた大きな鐘のこと。ともにこのうえなく貴重なもののたとえ。
出典
『史記しき』平原君伝へいげんくんでん
句例
画壇の九鼎大呂となる
用例
他人の膳ぜんより食う間は、自ら思うこと塵ちりの如ごとく、我奮う時は、自ら九鼎大呂の重きを知る。<宮崎湖処子・帰省>

九鼎大呂の解説 - 学研 四字熟語辞典

貴重な物、重要地位、高い名声などのたとえ。
注記
「九鼎」は、中国夏の時代、禹王うおうが九州(中国全土)から献上させた銅で作った鼎かなえ(三本足の釜かま)のこと。「大呂」は、周王朝の大廟たいびょうに供えた大きな鐘のこと。ともに、たいへん貴重な宝物であったことから。「大呂」を「たいろ」と読み誤らない。
出典
『史記しき』平原君へいげんくん

九鼎大呂の解説 - 小学館 デジタル大辞泉

《大呂は周の太廟 (たいびょう) にある大鐘で、九鼎とともに国の重大な宝物》貴重な物、重い地位名声などのたとえ。

出典:青空文庫

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