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小心翼翼の解説 - 三省堂 新明解四字熟語辞典

本来は、慎み深くうやうやしいさまをいう語。転じて、気が小さく、びくびくしているさま。▽「小心」は注意深くする、慎み深いこと。また、気が小さいこと。「翼翼」は慎み深いさま、うやうやしいさま。「翼翼小心よくよくしょうしん」ともいう。
出典
『詩経しきょう』大雅たいが大明たいめい
句例
小心翼々として、いつも上司のご機嫌をうかがう人
用例
小心翼々といったようなその瞬間までの自分の歩きぶりがひどく滑稽こっけいに思えた。<梶井基次郎・路上>
活用形
〈―タル〉 〈―ト〉

小心翼翼の解説 - 学研 四字熟語辞典

臆病性質で、いつも恐れて、おどおどしていること。びくびくしているさま。もとは、細かい気配りで、慎み深いことをいう。
注記
現在は、批判的な意味で使われる。「小心」は、気が小さくて臆病なこと。「翼翼」は、傷つけられぬよう、かばうさま。びくびくしているようすのこと、うやうやしいさまもいう。
出典
『詩経しきょう』大雅たいが・大明たいめい

小心翼翼の解説 - 小学館 デジタル大辞泉

[ト・タル][文][形動タリ]《「詩経大雅・大明から》
  1. 気が小さく、いつもびくびくしているさま。「—として相手の顔色をうかがう」

  1. 細かいことにまで気を配り、慎み深くするさま。

    1. 「—謹で守らざる可らず」〈福沢学問のすゝめ

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2023年11月