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孤城落日の解説 - 三省堂 新明解四字熟語辞典

勢いが衰えて助けもなく心細いさま。孤立して援軍のない城が、沈もうとする夕日に照らされている光景。▽「孤城」は孤立して援軍の来ない城のこと。「落日」は西に沈む夕日。
出典
王維おうい「韋評事いひょうじを送おくる」(詩)
用例
戸板にかこまれた木戸銭の影も斑まばらで、このならびでは一番の不入り、孤城落日のところだなとは、馬春堂が心でおかしく思った半畳でした。<吉川英治・江戸三国志>

孤城落日の解説 - 学研 四字熟語辞典

落ちぶれて昔の勢いを失い、助けもなく、心細いさま。
注記
「孤城」は、友軍の助けもなく孤立無援の状態になった城のこと。「落日」は、西に沈む夕日のこと。孤立無援の城に、沈む夕日がさしこんでいるという意から。出典の「遥はるかに知る漢使かんし蕭関しょうかんの外ほか、愁うれえ見る孤城落日の辺ほとり」による。
表記
「孤城」を「弧城」「古城」「湖上」などと書きちがえない。
出典
王維おうい「韋評事いひょうじを送おくる」

孤城落日の解説 - 小学館 デジタル大辞泉

王維「送韋評事詩」から》孤立無援の城と、西に傾く落日。勢いが衰えて、ひどく心細く頼りないことのたとえ。

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