1. 動きが感じられないこと。そのままの状態にあること。

    1. 「今日見れば花も杉生 (すぎふ) になりにけり風は—に吹くと見れども」〈散木集・六〉

  1. 奉公人が年季があけても、そのまま奉公を続けること。また、その奉公人。重年 (ちょうねん) 。 春》

    1. 「この春も盧同 (ろどう) が男—にて/史邦」〈猿蓑

  1. 役者が2年以上にわたって同一の座に出演すること。また、その役者

    1. 「—、新下り、総座中残らず罷り出て」〈根無草・二〉

  1. 遊女同一の郭 (くるわ) に勤め続けること。また、その遊女

    1. 「—にゐれば、借銭も先づ其のぶん」〈浄・女腹切

  1. 居抜き」に同じ。

    1. 「この紙屋、借宅 (しゃくたく) を—に買ひ求めけるに」〈浮・桜陰比事・四〉

《「いななり(稲生)」の音変化という》

  1. 五穀をつかさどる食物の神、倉稲魂神 (うかのみたまのかみ) のこと。また、倉稲魂神を祭った、稲荷神社。

  1. 《倉稲魂神の異称である御食津神 (みけつかみ) と、三狐神 (みけつかみ) とを結びつけて、稲荷神の使いと信じたところから》狐 (きつね) 異称。→御食津神

  1. 《狐の好物とされたところから》油揚げ。

  1. 稲荷鮨 (いなりずし) 」の略。

フィンランド北部ラップランド地方の町。同地方最大の湖、イナリ湖に面する。先住民サーミの暮らしや文化紹介する博物館などがある。

出典:青空文庫

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