しだとは？意味・読み方・使い方

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しだ【羊^＝歯／歯^×朶】
の解説

シダ植物の総称。花はなく、胞子によって繁殖するが、特に無性世代の胞子体をさしていう。シノブ・ワラビ・ゼンマイなどがあるが、ウラジロをいうことが多い。《季新年》「誰が聟 (むこ) ぞ—に餅負ふ丑の年／芭蕉」

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しだ
の解説

とき。際 (さい) 。

「あが面 (おも) の忘れむ—は国はふり嶺 (ね) に立つ雲を見つつ偲はせ」〈万・三五一五〉

[補説]万葉集の東歌 (あずまうた) と肥前風土記のみにみられる語。

出典：デジタル大辞泉（小学館）

しだの例文(28)

出典：青空文庫

･･･いうのは、こういう暮しだろうという気がするんだ。まず床の間にはい･･･芥川竜之介「一夕話」
･･･が岳で、その左と右に歯朶の葉のような高低をもって長くつづいたのが･･･芥川竜之介「槍が岳に登った記」
･･･幾抱えもある椴松は羊歯の中から真直に天を突いて、僅かに覗かれる空･･･有島武郎「カインの末裔」

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