出典:デジタル大辞泉(小学館)

[接助]活用語の已然形に付く。
  1. 逆接の確定条件を表す。…が、しかし。…けれども。

    1. 「さばかりおぼしたれ―、限りこそありけれ」〈・桐壺〉

  1. 上の事柄を受け、それを条件として予想されることに反する事柄がいつも起こることを表す。…の場合でも、きまって。…ても。

    1. 「よき人の物語するは、人あまたあれ―、一人に向きて言ふを、おのづから人も聞くにこそあれ」〈徒然・五六〉

[補説]「ども」と同じ意味・用法をもつが、中古から中世にかけて、漢文訓読文系統では「ども」が多用されているのに対し、仮名日記系統では「ど」が圧倒的に多かった。中世中ごろからは女性も「ども」を多く用い、「ど」は衰えた。現代語では文章語として、「といえど」「と思えど」「待てど暮せど」など慣用的表現に用いられる。