こふくげきじょう【鼓腹撃壌】
天下泰平で、人々が平和で安楽な暮らしを楽しんでいることのたとえ。
- 注記
- 「鼓腹」は、腹鼓はらつづみを打つ。腹を太鼓のようにぽんぽこと打つこと。「壌」は、地面。「撃壌」は、地面を足で踏みならして拍子をとること。「腹はらを鼓こし壌つちを撃うつ」と読み下す。「撃壌鼓腹げきじょうこふく」ともいう。
- 故事
- 中国古代、帝尭ぎょうは国情を視察したとき、人々が腹鼓を打ち、足を踏みならしながら歌っている平和な情景を見たという。
- 出典
- 『十八史略じゅうはっしりゃく』五帝ごてい
- 類語
- 撃壌之歌