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伴食宰相の解説 - 学研 四字熟語辞典

地位に比して実力が伴わない大臣のこと。また、職務を果たさず実権もない大臣のこと。
注記
「伴食」は、主客のお供をしてごちそうにあずかること。またその職にふさわしい実力が伴わないこと。また実権が伴わないこと。「宰相」は、総理大臣のこと。
表記
「伴食」を「伴職」「晩食」などと書きちがえない。
故事
中国唐の時代、大臣は皇帝から食膳を賜わって会食するのが慣例であった。盧懐慎ろかいしんは姚崇ようすうとともに国務にあたっていたが、官吏としての能力はとても姚崇に及ばないことを知っていたので、何事においても独断で職務を遂行することをしなかった。それで人々が盧懐慎のことを「伴食宰相」と呼んだ。
出典
『旧唐書くとうじょ』盧懐慎ろかいしん

伴食宰相の解説 - 小学館 デジタル大辞泉

《「旧唐書」盧懐慎伝から》高い地位にありながら、無能で他の人のなすがままになっている大臣。要職にありながら、実力の伴わない者をあざけっていう語。伴食大臣。

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