6 この世に生きている。生存している。「世に—・る間」
10 ある考え・気持ち・感覚などを持っている。「お願いが—・る」「言いたいことが—・る」「かすかな痛みが—・る」
13 時間がたつ。「やや—・って口を開いた」
㋐(引用の「と」を受けた「とある」の形で)…と書いてある。…という。…ということだ。「メモには午後二時に来社すると—・る」「命令と—・ればしかたがない」「死んだと—・ればあきらめもつく」
㋑(「とあって」の形で)状況・結果がそうであるので。…ということなので。「行楽シーズンと—・って道路が相当混む」「合意の上と—・っては反対もできない」
㋒(「だけある」「だけのことはある」の形で)それにふさわしい状態・結果が得られることを表す。「自慢するだけ—・ってよくできている」「さすが特訓しただけのことは—・る」
㋓(「ことがある」の形で)場合によっては…する、…の経験をしている、などの意を表す。「季節によってメニューの一部を変更することが—・ります」「富士には何回も登ったことが—・る」
1 動詞の連用形に接続助詞「て」を添えた形に付いて用いる。
3 名詞に助動詞「だ」の連用形「で」を添えた形に付いて、事柄の説明で、そのような性質をもっている、そのような状態・事態である、と判断する意を表す。「人間は考える葦 (あし) で—・る」「トマトはナス科植物で—・る」
4 形容詞・形容動詞の連用形、または、その連用形に助詞を添えた形に付いて、そういう性質をもっている、そういう状態であることを言い定める意を表す。「常に美しく—・りたいと願う」「悲しくは—・るが、じっと耐えよう」
出典:青空文庫
・・・町 (疑あなたもと仰有るのは? あなたこそお会いになったのですか・・・ 芥川竜之介「二人小町」
・・・ら大丈夫だといって仰有ることを聞かずに出かけました。 丁度昼少し・・・ 有島武郎「溺れかけた兄妹」
・・・になってお母さんの仰有るとおりにしたら、ひょっとして八っちゃんが・・・ 有島武郎「碁石を呑んだ八っちゃん」