少年老い易く学成り難し
若いと思っているうちにすぐ年をとってしまうが学問はなかなか成就しない。寸暇を惜しんで勉強せよということ。 [補説]「一寸の光陰軽んず可からず」と続く。朱熹「偶成」からの句とされていたが、近年では疑問視されている。
少年よ大志を抱け
《Boys, be ambitious.》米国人クラーク博士が、札幌農学校の教頭を辞して日本を去るにあたって、教え子たちに贈った言葉。若者は大きな志を持って世に出よという意。
しょうねんいん【少年院】
家庭裁判所から保護処分として送られる者および少年法第56条第3項の規定により少年院において刑の執行を受ける者を収容し、矯正教育を授ける施設。法務大臣の管理下に置かれる。矯正院の後身で、昭和23年(1948)の少年院法で定められた。 [補説]少年院の種類第一種:心身に著しい障害がない、おおむね12歳以上23歳未満の者第二種:心身に著しい障害はないが犯罪的傾向が進んだ、おおむね16歳以上23歳未満の者第三種:心身に著しい障害がある、おおむね12歳以上26歳未満の者第四種:刑の執行を受ける者第五種:保護処分を受けた特定少年で、遵守事項の違反があった者
出典:青空文庫
・・・彼は格別美少年ではなかった。しかしどこか若木に似た水々しさを具え・・・ 芥川竜之介「海のほとり」
・・・ていましたが、兄なる少年は思い出したようにそれを取上げて、これさ・・・ 有島武郎「燕と王子」
・・・…… 少年の瞼は颯と血を潮した。 袖さえ軽い羽かと思う、蝶に憑か・・・ 泉鏡花「瓜の涙」