《「喝」は唱える意》

  1. 禅寺で、諸僧に食事を知らせ、食事種類や進め方を告げること。また、その役目の名や、その役目をした有髪少年。のちには稚児の意となった。喝食行者 (あんじゃ) 。かつじき。かしき。

    1. 「丸 (まろ) が父は七歳にして東福寺の—となり」〈戴恩記

  1. 喝食姿 (かっしきすがた) 」の略。

  1. 能面の一。額にイチョウの葉形の前髪がかかれ、両ほおにえくぼがある半僧半俗の少年の面。

  1. 仮髪 (かはつ) の一。髪先を内側へ丸めて束ね、後ろへ垂らしたもの。喝食面を使う役などに用いる。喝食鬘 (かつら) 。

  1. 歌舞伎女形のかつらの一。髻 (もとどり) を結んで、後ろへ長く垂らしたもの。時代物で、高位の女性の役に用いる。

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