ダイアナ【Diana Frances Spencer】
《称号Diana, Princess of Wales》[1961〜1997]英国の元皇太子妃。後のスペンサー伯爵家の三女として生まれる。幼稚園に勤務したのち、1981年20歳でチャールズ皇太子...
だいいんくん【大院君】
[1820〜1898]朝鮮李朝末の王族・政治家。李太王の父。本名、李昰応(りしおう)。李太王初期に権力を握ったが、極端な排外鎖国政策と天主教迫害で外国の干渉を受け、また皇后閔妃(びんひ)一派と争...
だい‐カトー【大カトー】
⇒カトー
だいきゅう‐しょうねん【大休正念】
[1215〜1289]鎌倉時代の臨済宗の中国僧。大休派の祖。温州永嘉(浙江省)の人。北条時宗の招きを受けて文永6年(1269)来日し、建長寺・円覚寺などに歴住、浄智寺を開創した。仏源禅師。
だいこく‐じょうぜ【大黒常是】
江戸時代の銀座役人の世襲名。→常是
だいこくや‐こうだゆう【大黒屋光太夫】
[1751〜1828]江戸中期の船頭。伊勢の人。名は幸太夫とも書く。天明2年(1782)米を江戸に回漕(かいそう)中に暴風にあい、アリューシャン列島アムチトカ島に漂着。ロシアに10年間滞留し、エ...
だいご‐てんのう【醍醐天皇】
[885〜930]第60代天皇。在位897〜930。宇多天皇の第1皇子。名は敦仁(あつぎみ)。藤原時平・菅原道真を登用し、延喜元年(901)に菅原道真が藤原時平に讒(ざん)されてからは、時平を重...
だい‐さいいん【大斎院】
⇒選子内親王(せんしないしんのう)
だい‐し【大師】
1 仏・菩薩(ぼさつ)の尊称。 2 朝廷から高僧に対して贈られる称号。死後に贈られる場合が多い。日本では貞観8年(866)に最澄が伝教大師の称号を贈られたのが最初。 3 高徳の僧の敬称。 ...
だい‐スキピオ【大スキピオ】
⇒スキピオ
だい‐そえい【大祚栄】
[?〜719]中国、渤海(ぼっかい)国の建国者。在位698〜719。高句麗の遺民や靺鞨(まっかつ)族を統一して独立。震国王と称した。のち713年、唐によって渤海郡王に封じられた。
だいてん【大典】
[1719〜1801]江戸中期の臨済宗の僧。近江の人。名は顕常、字(あざな)は梅荘。大典は号。京都の相国寺住持。対馬(つしま)に赴任、幕府の朝鮮修文職として国交文書を司る。著作に「小雲棲稿」「皇...
だい‐デュマ【大デュマ】
⇒デュマ
だいとう‐こくし【大灯国師】
宗峰妙超(しゅうほうみょうちょう)の勅諡号(ちょくしごう)。
だいとう‐の‐みや【大塔宮】
《比叡山延暦寺の大塔に住んだところから》天台座主(ざす)になった皇族。 護良(もりなが)親王の異称。また親王を祭る鎌倉宮の異称。
だいどうじ‐ゆうざん【大道寺友山】
[1639〜1730]江戸前期の兵法家。山城の人。名は重祐(しげひろ)。通称、孫九郎。北条氏長・山鹿素行に兵法を学び、越前の松平家などに仕えた。著「岩淵(がんえん)夜話」「武道初心集」など。
だいどう‐たまき【大道珠貴】
[1966〜 ]小説家。福岡の生まれ。アルバイト生活を経て、ラジオドラマの脚本を執筆するかたわら小説を書き始める。「しょっぱいドライブ」で芥川賞受賞。他に「裸」「背く子」など。
だいに‐の‐さんみ【大弐三位】
平安中期の女流歌人。藤原宣孝の娘で、母は紫式部。名は賢子。大宰大弐(だざいのだいに)高階成章(たかしなのなりあきら)の妻。家集に「大弐三位集」がある。生没年未詳。
だいば【提婆】
《(梵)Āryadevaの音写》3世紀のインドの仏教哲学者。中観哲学派の祖。ナーガールジュナ(竜樹)の弟子となり、空の理法を説いた。著「百論」「百字論」など。聖天。 「提婆達多(だった)」の...
だいばだった【提婆達多】
《(梵)Devadattaの音写》釈迦の従兄。釈迦の弟子となったが、のちに背き、阿闍世(あじゃせ)王をそそのかして師を殺害しようとして失敗。天授。 《「デーバダッタ」と読む》中勘助の小説。大...
だい‐ピット【大ピット】
⇒ピット
だい‐プリニウス【大プリニウス】
⇒プリニウス
ダグラス【Frederick Douglass】
[1818〜1895]米国の黒人運動家。奴隷の子として生まれたが北部に逃亡。奴隷制廃止運動に尽力し、リンカーンの大統領選挙を後援するなど黒人の権利獲得に大きな役割を果たした。ハイチ駐在アメリカ公...
ダグラス【Kirk Douglas】
[1916〜2020]米国の映画俳優。ボクサーを演じた「チャンピオン」で注目されると、ハリウッド黄金時代を代表する俳優として活躍。「スパルタカス」では主演のほか製作総指揮も務めた。他の出演作に「...
ダゲール【Louis Jacques Mandé Daguerre】
[1787〜1851]フランスの画家・写真家。オペラの背景画家であったが、銀板写真術(ダゲレオタイプ)を完成、近代写真術の祖といわれる。→銀板写真
だざい‐おさむ【太宰治】
[1909〜1948]小説家。青森の生まれ。本名、津島修治。井伏鱒二に師事。自虐的、反俗的な作品を多く発表。玉川上水で入水自殺。作「津軽」「斜陽」「人間失格」など。→桜桃忌
だざい‐しゅんだい【太宰春台】
[1680〜1747]江戸中期の儒学者。信濃の人。名は純。字(あざな)は徳夫。別号、紫芝園。荻生徂徠(おぎゅうそらい)に学び、経世学の分野で徂徠学を発展させた。著「聖学問答」「経済録」など。
だっ‐き【妲己/妲妃】
「妲」は字(あざな)。「己」は姓。中国、殷(いん)の紂王(ちゅうおう)の寵妃(ちょうひ)。淫楽・残忍を極め、王とともに周の武王に殺害された。 性悪で人に害を与える女。「—のお百」
だつ‐ま【達摩】
数珠に通してある大玉。親玉。 ⇒だるま(達磨)
だて‐ちひろ【伊達千広】
[1802〜1877]幕末の歌人・国学者。和歌山藩士。陸奥宗光の実父。号は自得。藩の重職として財政改革を推進したが失脚、脱藩して公武合体を画策した。著作に「大勢三転考」などがある。
だて‐まさむね【伊達政宗】
[1567〜1636]安土桃山時代から江戸初期にかけての武将。出羽の人。畠山・蘆名氏を倒して奥州を制覇。のち、豊臣秀吉に仕えて朝鮮に出陣。関ヶ原の戦い・大坂の陣には徳川方につき仙台藩の基礎を固め...
だて‐むねなり【伊達宗城】
[1818〜1892]江戸末期から明治初期の政治家。伊予宇和島藩主として、島津久光・山内豊信(とよしげ)らと公武合体を推進。維新後は民部卿兼大蔵卿、清国への欽差(きんさ)全権大使などを歴任した。
ダニエル【Daniel】
旧約聖書「ダニエル書」の主人公。前6世紀初め、バビロンの捕囚とされたイスラエルの青年貴族の一人。卓越した預言の才能をもち、異教徒の中でイスラエルの信仰を守り、迫害と戦った信仰の勇者。→バビロン捕囚
ダニエル【John Frederic Daniell】
[1790〜1845]英国の化学者。ダニエル電池などを発明。
ダヌンツィオ【Gabriele D'Annunzio】
[1863〜1938]イタリアの詩人・小説家・劇作家。耽美派の代表者。官能性とモラルとの葛藤(かっとう)を英雄主義により克服しようとした。第一次大戦後、国家主義運動に参加。詩集「アルチヨーネ」、...
ダビ【Eugène Dabit】
[1898〜1936]フランスの小説家。庶民の哀歓を日常生活を通して描いた。作「プチ=ルイ」「北ホテル」など。
ダビット【Gerard David】
[1460?〜1523]オランダの画家。静穏な宗教画・肖像画を多く制作。作「キリストの洗礼」「エジプト遁走中の休憩」など。ダビト。
ダビッド【Jacques Louis David】
[1748〜1825]フランスの画家。新古典主義の代表者。ナポレオン1世の首席宮廷画家となった。作「サンベルナール峠のボナパルト」「ナポレオンの戴冠(たいかん)式」など。
ダビデ【David】
古代イスラエル統一王国第2代の王。在位、前1000ころ〜前960ころ。南方のユダと北方のイスラエルを統合してエルサレムに首都を定め、イスラエル史上最大の繁栄をもたらし、後世理想の王とたたえられ...
ダ‐ビンチ【da Vinci】
⇒レオナルド=ダ=ビンチ (Da Vinci)米国インテュイティブサージカル社が開発した手術支援ロボット。名称はレオナルド=ダ=ビンチに由来する。日本では平成12年(2000)に初めて導入さ...
ダム【Carl Peter Henrik Dam】
[1895〜1976]デンマークの生化学者。ビタミンKを発見し、その性質や生理作用を研究・解明。1943年、ノーベル生理学医学賞受賞。
ダモクレス【Damocles】
前4世紀ごろの人。シラクサの王ディオニシオスの廷臣。→ダモクレスの剣 小惑星の一。1991年にオーストラリアのロバート=マックノートにより発見。名称はに由来する。周期彗星に似た楕円軌道をも...
ダヤン‐ハン【Dayan Khan】
[?〜1533ころ]15世紀末から16世紀初めにかけてのモンゴルの君主。内モンゴルをはじめて統一した。 [補説]「達延汗」とも書く。
ダライ‐ラマ【Dalai Lama】
チベット仏教ゲルク派(黄帽派)の教主の尊称。この称号は歴代教主の法名がギャムツォ(大海の意。モンゴル語でダライ)で終わることに基づく。「ラマ」はチベット語で師の意。転生者が代々その地位を相続し、...
ダラディエ【Édouard Daladier】
[1884〜1970]フランスの政治家。急進社会党総裁。1933、1934年首相。1935年、人民戦線内閣に参加。1938年に再度首相となり、ミュンヘン協定に調印。大戦勃発後辞任。
ダランベール【Jean Le Rond D'Alembert】
[1717〜1783]フランスの物理学者・数学者・思想家。ダランベールの原理を樹立。積分学・流体力学・哲学の発展と啓蒙に努めた。ディドロと「大百科全書」を編集し数学の項および「総序」を執筆。
ダリ【Salvador Dali】
[1904〜1988]スペインの画家。幻覚や意識下の世界を写実的手法で表現し、シュールレアリスムに一時代を画した。商業美術でも活躍。
ダリウス【Darius】
⇒ダレイオス
ダルクローズ【Émile Jaques-Dalcroze】
[1865〜1950]スイスの音楽教育家。ウィーン生まれ。リズムと身体運動を結びつけた教育方法リトミックを創始し、世界各国の音楽教育・舞踏教育に大きな影響を与えた。ジャック=ダルクローズ。
ダルゴムイシスキー【Aleksandr Sergeevich Dargomïzhskiy】
[1813〜1869]ロシアの作曲家。ロシア国民楽派の一人。ロシア語の抑揚を生かした朗唱様式を完成し、ムソルグスキーらに大きな影響を与えた。歌劇「ルサルカ」「石像の客」など。