人が踏み行うべき
人倫の道を後天的に学んで
理解し、その正しさを知り認めて、初めて
実践すること。人が踏み行うべき
人倫の道を
認識し、
実践していく三つの道程、すなわち、生まれつき先天的にそれをもっている
完全な道徳的人間の「生知安行」、生まれつきにはもっていないが、後天的にそれを
認識し学んで正しいと知り、初めて
実践する「学知利行」、生まれつき
聡明そうめいでなく、
発憤して心を苦しめ、やっとのことでそれを
認識し、
一心に
努力を重ねて
実践する「困知勉行
こんちべんこう」のうちの一つ。▽「学知」は
人倫の道を先天的でなく学んで知ること。「利行」はよい、また役に立つと認めて
実践すること。