一瀉千里の解説 - 三省堂 新明解四字熟語辞典

流れのきわめて速い形容。転じて、文章や弁舌などが巧みでよどみのないことのたとえ。また、物事一気にはかどることのたとえ。物事調子よく速やかに進み片付くたとえ。▽「瀉」は水が下に流れ注ぐ意。勢いよく流れ下ること。水が一気に千里もの距離を流れ下る意。
句例
一瀉千里に書き上げる
用例
何んの工夫もなく、よく意味も解らないで一瀉千里に書き流して来たが、「死」という字に来ると、葉子はペンも折れよといらいらしくその上を塗り消した。<有島武郎・或る女>

一瀉千里の解説 - 学研 四字熟語辞典

流れがきわめて速い意から、文章や弁舌がよどみなくすらすらと出てくること。また、物事迅速にはかどること。
注記
「瀉」は、水がそそぐこと。あふれ出た水がまたたくまに千里を流れる意から。
表記
「一瀉」を「一写」と書きちがえない。

一瀉千里の解説 - 小学館 デジタル大辞泉

《川の水が一度流れだすと、またたく間に千里も流れる意から》

  1. 物事が速やかにはかどり進むこと。「仕事を—に片付ける」

  1. 文章や弁舌のよどみないことのたとえ。「—に物語る」

出典:青空文庫

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2023年6月