[補説]現代語では、終止形に付く
場合、男性語としてはその終止形に直に下接するが、女性語では「のよ」「わよ」「ことよ」「てよ」などの形で、また、名詞、形容動詞の
語幹に付いて、用いられることが多い。
[補説]2は、現代語では多く「だよ」「ですよ」の形で使われる。なお、「だ」「です」を省いて用いると、「もしもよ」「かりによ」のような
仮定を表す言い方は別として、「さ」に比して
粗野な感じを伴う。長音形の「よう」はいっそうその感が強い。なお、
古語の一段活用・二段活用やサ変・カ変動詞の命令形語尾の「よ」も、もともとは間投助詞の「よ」で、中古以降は「…よ」の形が一般化したため、「よ」を含めて命令形と扱うようになった。