けん‐じゃく【剣尺】
物差しの一。曲尺(かねじゃく)の一尺2寸(約36センチ)を八等分したもの。刀剣・仏像などを測るのに用いた。
けん‐じゃく【検尺/撿尺】
材木の長さと末口(すえくち)の直径とを測り、体積を計算し記帳すること。山元・木場などで行われる。検知。
けん‐じゃく【間尺】
「間縄(けんなわ)」に同じ。
けんじゃナータン【賢者ナータン】
《原題、(ドイツ)Nathan der Weise》レッシングの劇詩。5幕。1779年刊。ユダヤ人商人ナータンが、...
けんじゃ‐の‐いし【賢者の石】
あらゆる物を金に変えたり、病気を治したりする力をもつと信じられた物質。中世ヨーロッパで錬金術師たちが探し求めた。
けんじゃのおくりもの【賢者の贈り物】
《原題The Gift of the Magi》オー=ヘンリーの短編小説。1905年発表。貧しい夫婦が互いにクリス...
賢者(けんじゃ)饑(ひだる)し伊達(だて)寒(さむ)し
《賢者は清貧のために食べ物にも事欠き、伊達者は見えを張って薄着をするので寒い思いをするという意から》世間並みでない...
けん‐じゅ【剣樹】
1 枝・葉・花・実などがすべて剣でできているという地獄の樹木。 2 「剣樹地獄」の略。
けん‐じゅ【献寿】
祝いの品などをさしあげること。
けんじゅ【賢首】
《「げんじゅ」とも》中国華厳宗の第三祖、法蔵の大師号。
けん‐じゅ【賢衆】
仏道を修得した人々。高僧たち。「無量無数の—来りて」〈栄花・鶴の林〉
けん‐じゅう【犬戎】
古代中国の西戎(せいじゅう)の一。殷(いん)・周・春秋時代に陝西(せんせい)省方面で勢力を振るったが、秦に圧迫され...
けん‐じゅう【拳銃】
片手で操作できる小型の銃。ピストル。短銃。
けん‐じゅう【傔従】
そば仕えの家来。近侍。
けん‐じゅう【県獣】
各都道府県で、郷土を代表するものとして選び定められた獣。富山県のニホンカモシカ、愛媛県のニホンカワウソなど。 [補...
けんじゅうとじゅうごのたんぺん【拳銃と十五の短篇】
三浦哲郎の短編小説集。「拳銃」「シュークリーム」「小指」など、短編16作からなる。昭和51年(1976)刊行。同年...
けんじゅ‐がくは【犬儒学派】
⇒キニク学派
けんじゅごぜんにっき【健寿御前日記】
⇒たまきわる
けんじゅ‐じごく【剣樹地獄】
⇒剣林処(けんりんしょ)
けん‐じゅつ【剣術】
剣で戦う武術。剣法。→剣道
けんじゅつ‐つかい【剣術使い】
剣術の達人。剣術者。
けん‐じょ【見証】
「けんぞ(見証)」に同じ。「越前房といふ僧きたりて—すとて」〈著聞集・一六〉
けん‐じょ【建除】
⇒十二直(じゅうにちょく)
けん‐じょ【巻舒】
[名](スル) 1 巻くこととのばすこと。縮むこととのび広がること。伸縮。「われは大雲の—するを望みつつ」〈藤村・...
けん‐じょ【賢女】
賢い女。利口な女。
けん‐じょう【券状】
契約の書き付け。証文。手形。券書。
けんじょう【絃上/玄象】
《「げんじょう」とも》謡曲。五番目物。唐へ渡ろうとした琵琶の名人藤原師長(ふじわらのもろなが)の前に、村上天皇と梨...
けん‐じょう【傔仗】
律令制で、辺境にある官人に朝廷から給付された護衛の武官。総管・節度使・按察使(あぜち)・鎮守府将軍・大宰帥(だざい...
けん‐じょう【喧擾】
やかましく騒ぐこと。騒がしいこと。騒擾。「心頭には一の煩慮なく心外には些の—なし」〈独歩・無窮〉
けん‐じょう【堅城】
守りの強固な城。「—鉄壁」
けん‐じょう【献上】
[名](スル) 1 主君や貴人に物を差し上げること。奉ること。「特産の品を—する」 2 点数をとられること。「失策...
けん‐じょう【賢聖】
1 「けんせい(賢聖)1」に同じ。「—の遺徳」 2 《「げんじょう」とも》仏語。 ㋐聖者(しょうじゃ)と賢者。菩薩...
けん‐じょう【謙譲】
[名・形動]へりくだりゆずること。自分を低めることにより相手を高めること。また、控えめであるさま。謙遜(けんそん)...
けんじょう‐がし【献上菓子】
1 主君や貴人など身分の高い人に差し上げる菓子。 2 室町時代、白砂糖を用いて作った上等な菓子。白砂糖の使用は身分...
けんじょう‐ご【謙譲語】
敬語の一。話し手が、自分または自分の側にあると判断されるものに関して、へりくだった表現をすることにより、相対的に相...
けんじょうご‐いち【謙譲語Ⅰ】
敬語の一。話し手が、自分側から相手側または第三者に向かう行為・物事について、その向かう先の人物を高めて述べるもの。...
けんじょうご‐に【謙譲語Ⅱ】
敬語の一。話し手が、自分側の行為・物事について、相手に対して丁重に述べるもの。特別な語を用いる場合(「参る」「申す...
けんじょう‐しゃ【健常者】
心身に病気や障害のない者。障害者に対していう。
献上(けんじょう)の鴨(かも)
《江戸時代、将軍に献上する鴨の足を白い紙で包んだところから》着物に似合わず、足袋(たび)や履物をりっぱにしている者...
けんじょう‐の‐そうじ【賢聖障子】
《「げんじょうのそうじ」とも》紫宸殿(ししんでん)の、母屋と北庇(きたびさし)との間の襖(ふすま)障子。東西各4間...
けんじょう‐はかた【献上博多】
《藩主黒田侯が江戸幕府に献上したところから》博多織の帯地の上等なもの。中央に独鈷(とっこ)形の文様が織り出してある。
けんじょう‐もの【献上物】
献上する品物。特に江戸時代、将軍が朝廷に、また、諸侯が将軍へ献上した品物。献物(けんもつ)。献上品。
けん‐じょく【見濁】
仏語。五濁(ごじょく)の一。よこしまな思想や見解がはびこること。
けんじょ‐だて【賢女立て】
賢女らしく振る舞うこと。賢女ぶること。「万般(よろず)—が忌々しと」〈露伴・いさなとり〉
けん・じる【献じる】
[動ザ上一]「けん(献)ずる」(サ変)の上一段化。「仏前に花を—・じる」
けん‐じん【県人】
1 その県に住所のある人。 2 その県出身の人。
けん‐じん【堅陣】
守りがかたくて、破ることがむずかしい陣営。「—を陥れる」
けん‐じん【賢人】
1 聖人に次いで徳のある人。また、かしこい人。賢者。 2 濁り酒のこと。清酒を聖人にたとえるのに対していう。賢酒。
けん‐じん【堅靭】
[形動][文][ナリ]かたくて、弾力のあるさま。強くてしなやかなさま。「—な鋼索」
けんじん‐かい【県人会】
他の都道府県や他国に住む同県人どうしが組織している会。