ぞく‐じん【俗塵】
浮世のちり。俗世間の煩わしい事柄。「—を避ける」
ぞく‐じん【族人】
一族の人々。一門の人。
ぞく‐じん【属人】
1 その人に属すること。法律などで、人を基本として考えること。⇔属地。 2 業務の管理などが、組織全体でなく特定の...
ぞくじん‐きゅう【属人給】
職務内容に関係なく、年齢・学歴・勤続年数などを基準にして定められている給与。年功賃金体系が代表的。
ぞくじん‐しゅぎ【属人主義】
人の居る場所を問わず、原則として本国法の適用を受けるべきであるとする主義。⇔属地主義。
ぞくじん‐ほう【属人法】
国際私法上、人の居る場所にかかわらず、人を基準として適用される法律。
ぞく・す【属す】
[動サ五]「ぞく(属)する」(サ変)の五段化。「いかなる党派にも—・さない」 [動サ変]「ぞく(属)する」の文語形。
ぞく・する【属する】
[動サ変][文]ぞく・す[サ変] 1 その組織・集団の構成員となる。所属する。また、部下となる。従属する。「資料室...
ぞく・する【賊する】
[動サ変][文]ぞく・す[サ変]そこなう。害する。「国を—・する」
ぞく・する【嘱する】
[動サ変][文]ぞく・す[サ変]依頼する。託す。また、望みをかける。しょくする。「故郷の者一同足下(そこ)に希望を...
ぞく‐せ【俗世】
⇒ぞくせい(俗世)
ぞく‐せい【俗世】
世の中。俗世間。ぞくせ。
ぞく‐せい【俗姓】
「ぞくしょう(俗姓)1」に同じ。
ぞく‐せい【族生/簇生】
[名](スル)「叢生(そうせい)」に同じ。「小さい花が—しているが」〈寅彦・病室の花〉
ぞく‐せい【族制】
家族・氏族などのように、集団が血縁関係をもとにして組織されている制度。
ぞく‐せい【属性】
1 ある事物に属する性質・特徴。「ゴムの—である弾力性」 2 哲学で、事物が本来具有する根本的性質。それなしには実...
ぞく‐せい【属星】
⇒ぞくしょう(属星)
ぞく‐せい【賊勢】
賊軍の勢力。
ぞく‐せい【続生】
[名](スル)続いて生まれ出ること。また、続いて起こること。「事故が—する」
ぞくせい‐さよう【続成作用】
地学で、堆積物が固結して堆積岩になる作用。堆積後、セメント化や再結晶化などによって物理的・化学的に固結する一連の過...
ぞく‐せかい【俗世界】
我々が現在住んでいる世界。現世。俗世。娑婆(しゃば)。
ぞく‐せき【族戚】
親類。親族。親戚。
ぞく‐せき【族籍】
旧制度で、戸籍簿に記載された華族・士族・平民などの身分。
ぞく‐せき【属籍】
その人の属する国籍・本籍など。
ぞく‐せけん【俗世間】
1 一般の人々が日常の暮らしをしているこの世。俗世。「—のわずらわしいつきあい」 2 求道・修行に無関心な世俗の世...
ぞく‐せつ【俗説】
確かな根拠もなく、世間に言い伝えられている話。
ぞく‐せん【賊船】
賊徒が乗る船。また、海賊船。
ぞく‐そう【俗僧】
名誉や利益に執着する僧。
ぞく‐そう【俗箏】
八橋流をはじめ、その分派である生田(いくた)流・山田流などの近代箏曲。また、それらの箏曲に用いられる箏。楽箏に対し...
ぞく‐ぞく【簇簇】
[ト・タル][文][形動タリ]「そうそう(簇簇)」の慣用読み。
ぞく‐ぞく
[副](スル) 1 寒けがするさま。「風邪で—(と)する」 2 感情の高ぶりや緊張、また、恐怖などのために身震いす...
ぞく‐ぞく【続続】
[副]絶え間なく続くさま。「見物人が—(と)入場する」「投書が—(と)寄せられる」
ぞく‐たい【俗体】
1 僧でない一般の人の姿。⇔僧体。 2 詩歌などのありふれた様式。 3 漢字の俗字。また、その字体。
ぞく‐たい【俗諦】
仏語。世間一般で認められる真実。世間の道理。浄土真宗では王法や世俗の仁義をいう。世諦。⇔真諦。
ぞくたい‐じょうじゅう【俗諦常住】
仏語。世俗的真理がそのまま不滅の真理であるとする考え方。日本の天台宗で説かれた。
そく‐たく【属託/嘱託】
《「ぞくたく」とも》 1 報酬を払って依頼すること。金品を出して味方になるように頼むこと。「彼是(をちこち)に—し...
ぞく‐だん【俗談】
俗事についての話。世間話。
ぞくだん‐へいわ【俗談平話】
蕉風の俳論で、俳諧は日常の俗語・話し言葉を用い、それを雅語に匹敵するものに高めて風雅を表すべきだとするもの。
ぞく‐ち【俗知/俗智】
俗事に関する知恵。世俗的な知恵。
ぞく‐ち【属地】
1 付属している土地。属土。 2 法律の適用などについて、その土地を基本にして考えること。⇔属人。
ぞく‐ち【賊地】
賊の支配する土地。また、賊が出没する土地。「細作(ものみ)を遣わして—の景況(ようす)を探らせしに」〈染崎延房・近...
ぞくち‐しゅぎ【属地主義】
内外国人を問わず、その国の領域内にあるかぎり、すべてその国の法律の適用を受けるべきであるとする主義。⇔属人主義。
ぞくち‐ほう【属地法】
国際私法上、人ではなく場所を基準にして適用される法律。
ぞく‐ちゅう【簇柱/族柱】
ゴシック建築で、外見上細い円柱が多数組み合わさったように見える1本の柱。クラスタードコラム。
ぞく‐ちょう【俗調】
俗世間で行われている調子。趣のない平凡な調子。
ぞく‐ちょう【族長】
一族の首長。一家の長。
ぞく‐ちょう【続貂】
《趙王倫(ちょうおうりん)の一党が下僕に至るまで高官に就いたので、貂(てん)の尾で飾った高官用の冠が足りなくなり、...
ぞくちょうのあき【族長の秋】
《原題、(スペイン)El otoño del patriarca》ガルシア=マルケスの長編小説。1975年刊。百年...
ぞくっ‐ぽ・い【俗っぽい】
[形]いかにもありふれていて、品位に欠ける。通俗的だ。「—・い趣味」 [派生]ぞくっぽさ[名]
ぞく‐でん【俗伝】
世間で言い伝えられている事柄。また、その言い伝え。