ぞく‐り【俗吏】
つまらない事務などを扱う役人。また、役人をあざけっていう語。
ぞく‐り【属吏】
地位の低い役人。下役。
ぞく‐りゅう【俗流】
俗人の仲間。低俗な考え方をする連中。「—と交わる」
ぞく‐りゅう【粟粒】
粟(あわ)の粒。あわつぶ。また、非常に小さい物のたとえ。「—大」
ぞくりゅう‐けっかく【粟粒結核】
肺結核の病巣から結核菌が血液の流れによって運ばれ、いろいろな臓器に多数の粟粒大の結核結節が形成された病態。
ぞく‐りょ【俗慮】
「俗念」に同じ。
ぞく‐りょう【俗了】
[名](スル)俗化してしまうこと。「よし玉えよし玉え、折角の清会を—してしまう」〈蘆花・黒潮〉
ぞく‐りょう【属僚】
下級役人の仲間。小役人。
ぞく‐りょう【属領】
本国に付属した領土。属領地。
ぞく‐るい【俗累】
世間の煩わしい事柄。「—の羈絏(きせつ)牢として絶ち難きが故に」〈漱石・草枕〉
ぞく‐るい【族類】
一族。同族。親族。
ぞく‐れい【俗礼】
俗世間の礼儀。
ぞく‐れい【属隷】
他の支配下にあること。付き従うこと。また、その人。
ぞく‐ろう【続労】
奈良時代、官職をもたない者を役所に勤務させ、位を継続させたこと。のち、財物を納めて勤務の代わりとした。しょくろう。
ぞく‐ろう【贖労】
平安時代、財物を官に納めて官位を得たこと。また、その財物。しょくろう。
ぞく‐ろん【俗論】
世俗のつまらない意見。卑俗な議論。
ぞくろん‐とう【俗論党】
元治元年(1864)の第一次長州征伐の際、幕府に恭順・謝罪しようと唱えた派に対する抗戦派からの呼称。
ぞく‐わ【俗話】
世俗の話。世間話。
ぞく‐わおん【属和音】
属音上に構成される和音。
ゾグラフ‐しゅうどういん【ゾグラフ修道院】
《Moni Zographou/Μονή Ζωγράφου》⇒ゾクラフウ修道院
ぞぞ‐がみ【ぞぞ髪】
ぞっとして身の毛がよだつこと。「磔(はりつけ)と聞くも—、嫌や嫌や」〈浄・博多小女郎〉
ぞぞがみ‐た・つ【ぞぞ髪立つ】
[動タ四]ぞっとして身の毛がよだつ。総毛だつ。「紅花の舌をひらひらと蝕(は)み出すつらつき、さしもの幡楽—・ち」〈...
そそ‐め・く
[動カ四] 1 《「ぞぞめく」とも》物音などがして落ち着かず、忙しそうに動く。ざわざわする。「滝口の弓鳴らし、沓(...
ゾチアルポリティーク
⇒ソーシャルポリティック
ぞっ‐か【俗化】
[名](スル)世俗の風潮に感化されること。下品で俗っぽくなること。「年を追って古都が—する」
ぞっ‐か【俗家】
僧ではない、普通の人。俗人。また、その家。
ぞっ‐か【俗歌】
世間のはやり歌。流行歌。
ぞっ‐かい【俗戒】
仏語。在家(ざいけ)の信者が守らなければならない戒。五戒はその一。在家戒。
ぞっ‐かい【俗界】
世俗の人の住んでいる所。わずらわしい世の中。俗世間。
ぞっ‐かい【俗解】
[名](スル)学問的ではなく、通俗的な解釈をすること。また、その内容。「語源—」
ぞっ‐かい【賊魁】
賊徒のかしら。賊軍の大将。「—頼朝世に出て」〈染崎延房・近世紀聞〉
ぞっ‐かい【続開】
[名](スル)中断した会議などを引き続いて開くこと。「昼食後も審査会を—する」
ぞっ‐かく【俗客】
風流・風雅を理解できない人。また、僧に対して、在家の人。俗人。ぞっきゃく。「世間—の無礼なる何ぞ斯の如くなるや」〈...
ぞっ‐かく【属格】
《genitive case》印欧語などでの格の一。主に所有・所属などの関係を示す格。日本語ではふつう、格助詞「の...
ぞっ‐かん【俗間】
俗人の住む世の中。世間。民間。
ぞっ‐かん【属官】
1 上役に付き従う官吏。 2 旧制度で、各官庁に所属する判任官の文官。属。
ぞっ‐かん【続刊】
雑誌などを引き続き刊行すること。また、その刊行物。「—を出す」
ぞっき
1 投げ売りなどによる安売り。 2 全部ひとまとめにして売買すること。「何でもいいから突込んで、—で直(ね)をよく...
ぞっき‐ぼん【ぞっき本】
定価を度外視した安値で投げ売りにされる出版物。見切り本。
ぞっき‐や【ぞっき屋】
ぞっき本を売る店。 [補説]「ぞっき2」の意からとも、「そぎや(殺屋)」の音変化とも。
ぞっ‐きょう【俗境】
1 世俗の人の住む世界。俗世間。 2 風流な趣のない所。俗っぽい土地。
ぞっ‐きょく【俗曲】
酒席などで座興に歌われる短い三味線声曲。都々逸(どどいつ)・かっぽれ・さのさなど。
ぞっきょくひょうしゃく【俗曲評釈】
俗歌謡の注釈本。佐々醒雪編著。「江戸長唄」「箏唄」「河東」「上方唄」「小唄と端唄」の全5編を、明治41年(1908...
ぞっくり
[副]残らず、全部。すっかり。そっくり。「根から—髪を切られた女の噂」〈秋声・仮装人物〉
ぞっ‐け【俗気】
⇒ぞくけ(俗気)
ぞっ‐けん【俗見】
俗人の見識。卑俗な考え。
ぞっ‐こう【俗講】
中国、唐代に行われた仏教の講釈。仏教説話を描いた絵や韻文を用いるなどして平易に説いたもので、その台本を変文という。...
ぞっ‐こう【属絋】
《「絋」は新しい綿の意。昔、中国で、綿を鼻や口に当てて呼吸の有無を確かめたことから》人の死に際。臨終。しょっこう。
ぞっ‐こう【続行】
[名](スル)引き続いて行うこと。「捜査を—する」
ぞっ‐こう【続航】
[名](スル)続けて航行すること。「長く—することのできる船舶」