だし‐おしみ【出し惜しみ】
[名](スル)出し惜しむこと。「会費を—する」
だし‐おし・む【出し惜しむ】
[動マ五(四)]金銭や物品などを惜しんで、なかなか出さないでいる。出ししぶる。けちけちする。「寄付金を—・む」
だし‐かぜ【出し風】
《船出をするのによい風の意》陸地から沖へ吹く強い風。出し。
だし‐がい【出し貝】
貝合わせで、貝殻を左右に分けたうちの左貝。各自が持っていて、地貝を並べたところに出す。→貝合わせ
だし‐がら【出し殻】
1 出し汁や煎(せん)じ薬を煮出したあとのかす。 2 茶を入れたあとのかす。茶がら。
だし‐きって【出し切手】
江戸時代、大坂にある諸藩の蔵屋敷が発行した保管証券。これと引き換えに米や貨物が蔵出しされた。
だし‐き・る【出し切る】
[動ラ五(四)]全部出してしまう。出しつくす。「力を—・る」
だし‐ぎぬ【出衣】
「いだしぎぬ」に同じ。「下簾(したすだれ)より—出して」〈太平記・二〉
だし‐げた【出し桁】
建物の軒先などの、出し梁(ばり)・腕木などの先に載せて前方に出した桁。
だし‐こ【出し子】
1 だし汁を取るための干した雑魚(ざこ)。煮干し。 2 振り込め詐欺などの犯罪に利用された預金口座から現金を引き出...
だし‐こう【出(し)広】
「出し広告」の略。
だし‐こうこく【出(し)広告】
新聞・雑誌・テレビ・ラジオ・ウェブサイトなどの発行元・運営元が、他社の媒体に自社商品などの広告を掲載・放映すること...
だし‐こんぶ【出し昆布】
出し汁をとるのに用いる昆布。だしこぶ。
だし‐しぶ・る【出し渋る】
[動ラ五(四)]ためらって、気持ちよく出そうとしないでいる。金品などを出し惜しむ。「参加費を—・る」
だし‐じゃこ【出し雑魚】
煮物・味噌汁などの出しに使う小ざかなの干物。煮干し。いりこ。
だし‐じる【出し汁】
かつお節などの削り節や昆布・煮干しなどを煮出した汁。汁物・煮物などの味をよくするために用いる。煮出し汁。だし。
だし‐ちゃ【出し茶】
煎じ出して飲む茶。煎じ茶。
だしっ‐ぱ【出しっぱ】
出しっ放しの略。
だしっ‐ぱなし【出しっ放し】
出してそのままにしておくこと。物を出したままであとの始末をしないこと。「水を—にする」「干し物を—にする」
だし‐なげ【出し投げ】
相撲で、相手のまわしを取り、一方の足を大きく後方に引きながら半身に開き、相手をはわせるように投げる技。上手(うわて...
出(だ)しに◦する
自分の利益のために利用する。だしに使う。「家人の看病を—◦して休暇をとる」
出(だ)しに使(つか)・う
「出しにする」に同じ。「子供を—・う」
だし‐ぬ・く【出し抜く】
[動カ五(四)]他人のすきに乗じたり、あざむいたりして、自分が先に事をなす。「他紙を—・くスクープ」
だし‐ぬけ【出し抜け】
[名・形動] 1 予期しないことが起こること。また、そのさま。いきなり。唐突。突然。「—に声をかけられる」 2 だ...
だし‐ばり【出し梁】
小屋組みで、小屋梁に続いて軒桁(のきげた)の位置より先へ長く差し出した梁。
だし‐ふづくえ【出し文机】
⇒出(いだ)し文机(ふづくえ)
だし‐べい【出し塀】
射撃や物見の便宜のために、また下から登りにくくするために、城郭の塀の一部を外へ突き出すように築いたもの。
だし‐まえ【出し前】
費用を分担するときの、その人の負担すべき費用。
だし‐まき【出し巻(き)】
「出し巻き卵」の略。
だしまき‐たまご【出し巻(き)卵】
鶏卵をかきまぜたものにだし汁を加え、鍋に薄く広げて巻き取るように焼いた料理。だしまき。
だし‐もの【出し物】
1 (「演し物」とも書く)演劇・演芸などで上演する作品や種目。演目。 2 その演者の最も得意とする演目。 3 料理...
だ‐しゃ【打者】
野球で、相手投手の投球を打つ人。バッター。
だし‐やぐら【出し矢倉/出し櫓】
1 城郭の外に張り出して造られたやぐら。 2 肩にかついで移動できる簡単なやぐら。かきやぐら。 3 和船の舳先(へ...
だ‐しゅ【舵手】
1 船のかじをとる人。かじとり。 2 ボートレースのコックス。
だし‐わり【出し割(り)】
醤油・酢などをだし汁で薄めたもの。あえ物・つけ汁にする。
だ‐しん【打診】
[名](スル) 1 医者が患者の胸や背などを指先や打診器でたたき、その音で診察すること。 2 相手の意向を確かめる...
だ‐しん【打鍼】
鍼(はり)の頭部を円形の小槌(こづち)で打ち、患部を刺激する方法。
だしん‐き【打診器】
打診に用いる医療器具。打診槌(だしんづち)など。
だしん‐ぶっこう【蛇心仏口】
⇒じゃしんぶっこう(蛇心仏口)
ハメット
[1894〜1961]米国の推理小説家。私立探偵から文筆生活に入り、ハードボイルド派の第一人者となった。作「マルタ...
だ‐じごく【堕地獄】
「堕獄(だごく)」に同じ。「あらゆる日常の瑣事の中に—の苦痛を感じなければならぬ」〈芥川・侏儒の言葉〉
だ‐じゃく【惰弱/懦弱】
[名・形動] 1 気持ちに張りがなく、だらけていること。意気地のないこと。また、そのさま。柔弱。「不勉強で—な学生...
だ‐じゃれ【駄洒落】
へたなしゃれ。くだらないしゃれ。「—を飛ばす」
だ‐じゅん【打順】
野球で、打者が打席に入る順番。バッティングオーダー。
だじょう‐かん【太政官】
1 明治維新政府の最高官庁。慶応4年(1868)閏4月の政体書により議政官以下七官を置き太政官と総称、翌年の官制改...
だじょうかん‐さつ【太政官札】
明治政府の発行した最初の紙幣。慶応4年(1868)5月発行されたが、不換紙幣に国民が慣れないため、流通は困難をきわめた。
だじょうかん‐ちょう【太政官牒】
⇒だいじょうかんちょう(太政官牒)
だじょうかん‐にっし【太政官日誌】
慶応4年(1868)2月から明治10年(1877)1月まで発行された明治政府の機関紙。
だじょうかん‐ふこく【太政官布告】
明治初年、太政官が公布した法令の形式。明治19年(1886)公文式の制定により廃止。
だじょうかん‐ぷ【太政官符】
⇒だいじょうかんぷ(太政官符)