てがた‐うらがきにん【手形裏書人】
手形上の権利を他の者に移転するため、手形に裏書をする者。
てがた‐かしつけ【手形貸付】
貸付先に自己を振出人、銀行を受取人とし、貸付金額を額面とする約束手形を振り出させ、銀行はその手形額面から満期までの...
てがた‐かんじょう【手形勘定】
簿記で、手形上の債権・債務を処理するために設ける勘定。受取手形勘定・支払手形勘定がある。
てがた‐こうい【手形行為】
手形上になされる法律行為。為替手形の振出・裏書・引受・保証・参加引受、約束手形の振出・裏書・保証をいう。
てがた‐こうかんじょ【手形交換所】
一定の地域内にある多数の金融機関が一定の時刻に集合し、各金融機関が持ち寄った他行を支払場所とする手形・小切手などを...
てがたこうかんじょ‐とりひきていししょぶん【手形交換所取引停止処分】
⇒取引停止処分
てがた‐こうべん【手形抗弁】
手形上の請求を受けた者が、その請求を拒否するために主張しうる事由。
てがた‐さいけん【手形債権】
手形に表記されている金額の給付を目的とする金銭債権。
てがた‐しはらいにん【手形支払人】
為替手形で、振出人から手形金額の支払いを委託され、その名を手形上に記載された者。
てがた‐しょじにん【手形所持人】
手形を正当に所持する者。手形の受取人のこと。→手形受取人
てがた‐そしょう【手形訴訟】
手形・小切手による金銭の支払い請求およびそれに付帯する法定利率での損害賠償請求について、迅速な裁判と権利の実現を図...
て‐がたな【手刀】
手の指をそろえてのばし、刀のように用いること。
てがた‐なかがいにん【手形仲買人】
⇒ビルブローカー
手刀(てがたな)を切(き)・る
相撲で、勝ち力士が土俵の上で、行司から懸賞金を受け取るときの作法。右手を手刀にして中央・右・左、または左・右・中央...
てがた‐ひきうけ【手形引受】
為替手形の支払人が、手形上に引受などの文字を記載して署名し、手形金額の支払義務を負担する手形行為。
てがた‐ふりだしにん【手形振出人】
手形に振出人として記載された者。
てがた‐ほう【手形法】
手形に関する法律関係を規律する私法法規の総称。狭義には昭和7年(1932)制定の手形法をいう。
てがた‐ほしょう【手形保証】
手形の振出人・引受人・裏書人など手形債務者の債務を、他の者が手形上において保証すること。
てがた‐わりびき【手形割引】
手形の所持人が満期前に現金化したいとき、銀行などの金融機関に依頼して手形金額から満期までの利息を差し引いた金額を受...
て‐がって【手勝手】
1 手で扱うぐあい。「—のわるい、取っつき悪(にく)い感じの玄関に立った」〈万太郎・春泥〉 2 「手加減2」に同じ。
手(て)が付(つ)か◦ない
「手に付かない」に同じ。「内部の動揺やら、外部の束縛やらで、一切—◦なかった」〈漱石・門〉
手(て)が付(つ)・く
1 新しいものの一部を使ったり、消費したりする。「料理はほとんど—・かないまま残った」 2 目下の女性などと、肉体...
手(て)が付(つ)けられ◦ない
処置の施しようがない。「乱暴者で—◦ない」「—◦ない散らかりよう」
手(て)が出(で)◦ない
自分の能力ではとりかかることができない。「高価で—◦ない」
手(て)が◦出(で)る
1 暴力を振るう。腕力にものをいわせる。「口より先に—◦出る」 2 自分の能力や財力でどうにかなる。「とても—◦出...
手(て)が届(とど)・く
1 能力の範囲内にある。「高級車にはとても—・かない」 2 細かいところまで配慮がなされる。行き届く。「かゆいとこ...
手(て)が無(な)・い
1 人手が足りない。「—・くて注文がさばけない」 2 施すべき手段・方法がない。「打つべき—・い」
手(て)が長(なが)・い
盗み癖がある。手癖が悪い。「気をつけろよ、あいつは—・いぞ」
てが‐ぬま【手賀沼】
千葉県北西部、利根川南岸にある沼。江戸時代以来たびたび干拓されて縮小。
て‐がね【手金】
手元にある金。所持金。「—とては家屋敷、家財かけて十五貫目」〈浄・冥途の飛脚〉
て‐がね【手鉄】
手鎖(てぐさり)。手錠(てじょう)。〈和英語林集成〉
テガノ‐こ【テガノ湖】
《Tegano》ソロモン諸島南端のレンネル島東部にある湖。南太平洋最大の湖(汽水湖)であり、島の面積の約2割を占め...
手(て)が伸(の)・びる
1 手がその対象に届くようにする。「甘味に—・びる」「背後から—・びてきて財布を取られた」 2 勢力などが、その範...
手(て)が入(はい)・る
1 逮捕や取り締まりのために警察などが介入する。「検察の—・る」 2 製作の過程などで、他人が補ったり直したりする...
手(て)が入(はい)れば足(あし)も入(はい)る
一度気を許すと次々につけ込まれることのたとえ。また、だんだん深入りすることのたとえ。
手(て)が離(はな)せ◦ない
やりかけていることがあって他のことができない。「—◦ないから、代わりに電話に出てくれ」
手(て)が離(はな)・れる
1 仕事がかたづいて、自分と関係がなくなる。「長くかかわってきた仕事から—・れる」 2 子供が成長して、世話が必要...
手(て)が早(はや)・い
1 物事をてきぱきと処理する。「選り分ける—・い」「作業の—・い」 2 知り合った女性とすぐに関係をもつ。 3 す...
手(て)が塞(ふさ)が・る
何かをしている最中で他のことができない。「今、—・っていて手伝えない」
手(て)が回(まわ)・る
1 注意が行き届く。「仕事が忙しくてほかのことに—・らない」 2 捜査や逮捕の手配がされる。「警察の—・る」
て‐がみ【手紙】
1 用事などを記して、人に送る文書。書簡。書状。「—をしたためる」「置き—」 2 封書の郵便物。郵便葉書に対してい...
てがみ‐ぶん【手紙文】
手紙に用いられる文章。また、その文体。書簡文。
てがみをかくおんな【手紙を書く女】
《原題、(オランダ)Schrijvend meisje》フェルメールの絵画。カンバスに油彩。縦45センチ、横40セ...
てがみをかくふじんとめしつかい【手紙を書く婦人と召使】
《原題、(オランダ)Schrijvende vrouw met dienstbode》フェルメールの絵画。カンバス...
てがみをよむおんな【手紙を読む女】
⇒青衣の女
て‐がめ【手瓶】
取っ手のついているかめ。
手(て)が焼(や)・ける
「世話が焼ける」に同じ。「—・ける子供」
て‐がら【手柄】
1 人からほめられるような立派な働き。功績。功名。「—を立てる」「大—」 2 腕前。手並み。「されば—の精励、立ち...
て‐がら【手絡】
1 丸髷(まるまげ)などの根もとに掛ける、飾りのきれ。色模様に染めた縮緬(ちりめん)などを使う。 2 「手絡髷(わ...
てがら‐がお【手柄顔】
手柄を自慢する顔つき。ほこりがお。「—をする」「—に話す」