てんけい‐びょう【天刑病】
かつてハンセン病をさした語。
てん‐けつ【天闕】
天帝の宮殿の門。また、宮城の門。宮門。禁闕。
てん‐けつ【転結】
漢詩で、絶句の第3句と第4句。転句と結句。「起承—」
てん‐けん【天眷】
天帝の恵み。また、天子の慈愛。天恩。天恵。「寡君等無量の—を蒙り」〈染崎延房・近世紀聞〉
てん‐けん【天険】
地勢がけわしくなっている所。自然の要害。「—の地」
てん‐けん【天譴】
天帝のとがめ。天罰。
てん‐けん【典憲】
1 おきて。規則。のり。 2 皇室典範と憲法。
てん‐けん【点検】
[名](スル)悪い箇所や異常はないか、一つ一つ検査すること。「火の元を—する」
てんけん‐しょうほう【点検商法】
点検と称して家庭を訪問し、消火器・火災報知器・換気扇・浄水器・布団・電気・ガスなどを調べ、必要のない修理、部品・製...
てん‐げ【天下】
「てんか(天下)」に同じ。「天上—唯我独尊」
テンゲ
カザフスタンの通貨単位。1テンゲは100ティイン。
てん◦げり
[連語]《連語「てけり」の音変化》…てしまった。「由なき事にくみし—◦げり」〈平家・二〉 [補説]中世以降、多く軍...
テンゲル‐さんち【テンゲル山地】
《Tengger》インドネシア、ジャワ島東部の山地。約10キロメートル四方に広がるカルデラ地形の火山群であり、中央...
てん‐げん【天元】
1 万物生育のみなもとである、天の元気。 2 天子。君主。 3 碁盤の目の中央にある黒い星。 4 囲碁の七大タイト...
てんげん【天元】
平安中期、円融天皇の時の年号。978年11月29日〜983年4月15日。
てん‐げん【天眼】
仏語。五眼(ごげん)の一。すべてを見通すことのできる眼。てんがん。
てんげん‐じゅつ【天元術】
算木(さんぎ)を用いて高次方程式を解く高等の和算。中国の宋・元の時代に起こった代数学が日本に渡来したもので、未知数...
てんげん‐じゅつ【天源術】
運勢判断の一。陰陽五行説に基づき、生年月日の干支(えと)や人相・骨相からその人の一生の運命を占う術。天海僧正の創始...
てんげん‐せん【天元戦】
囲碁の七大タイトル戦の一。昭和50年(1975)創設。トーナメント戦の勝者がタイトル保持者と五番勝負で決定戦を行い...
てんげん‐つう【天眼通】
仏語。六神通の一。普通の人の見ることのできない事象を自由自在に見通すことのできる力。てんがんつう。
てん‐こ【天鼓】
天上界で鳴るというつづみ。雷鳴のこと。かみなり。
てんこ【天鼓】
謡曲。四番目物。少年楽人の天鼓は天から授かった鼓を帝に献上するのを拒み、呂水に沈められ殺される。その後、鼓は鳴らな...
てん‐こ【典故】
よりどころとなる故事。典例や故実。
てん‐こ【点呼】
[名](スル)一人一人の名を呼んで、全員いるかどうかを確かめること。「—をとる」「従業員を—する」
てん‐こう【天工/天功】
天のしわざ。大自然の働き。「宇宙間の森羅万象…或法度を有せざるはなし。—の事物すら尚(な)お然り」〈逍遥・小説神髄〉
てん‐こう【天巧】
自然の力でできた見事なもの。造化のわざ。
てん‐こう【天光】
1 太陽のひかり。日光。 2 赤砂糖の一種。甘味が強く、黒砂糖よりやや上質。
てん‐こう【天行】
1 天の運行。 2 時節によって流行する病気。はやりやまい。
てん‐こう【天幸】
天の与えた幸福。天の恵み。「余が無事に東京まで帰れたのは—である」〈漱石・思ひ出す事など〉
てん‐こう【天皇】
中国古代の伝説上の帝王。天地人の三皇(さんこう)の一。 中国で、天子の称。
てん‐こう【天候】
比較的短い期間の天気の総合的状態。また、天気のぐあい。空模様。天気と気候との中間の概念。「大会は—に恵まれた」「不...
てん‐こう【転向】
[名](スル) 1 それまでの、方向・方針・職業・好みなどを変えること。「サラリーマンから小説家に—する」 2 政...
てん‐こう【転校】
[名](スル)ある学校から他の学校に移ること。「東京から—してきた生徒」「—生」
てん‐こう【諂巧】
たくみにこびへつらうこと。
てんこう【天香】
日本の俳誌。西東三鬼、渡辺白泉、秋元不死男らが中心となり、昭和15年(1940)に創刊。新興俳句運動の総合誌として...
てんこうかいぶつ【天工開物】
中国、明代の科学技術書。3巻。宋応星著。1637年刊。農産物・衣服・火器・金属製品などの製造法を、挿絵入りの詳細な...
てん‐こうげん【点光源】
発光部の大きさが受光部までの距離に比べて小さく、点とみなせる光源。
てんこう‐せい【転校生】
入学の時期以外に、他校から移ってきた生徒。
天(てん)勾践(こうせん)を空(むな)しゅうすること莫(なか)れ時(とき)に范蠡(はんれい)無(な)きにしも非(あら)ず
《勾践は中国春秋時代の越の王。范蠡は呉に敗れた勾践を助け、呉を滅した忠臣》天は勾践を見捨てない、時がくれば范蠡のよ...
てんこう‐てん【転向点】
台風の進行方向が、西向きから北ないし東に大きく変わる地点。
てんこう‐デリバティブ【天候デリバティブ】
《デリバティブは、金融派生商品の意》冷夏・暖冬・長雨などの異常気象によって企業や商店の受ける損失を補償する金融商品...
てんこう‐ぶんがく【転向文学】
昭和初期、権力の弾圧によって共産主義思想を放棄した作家によって書かれた、転向を主題とした一群の作品。中野重治の「村...
てんこうぶんがくろん【転向文学論】
本多秋五による文芸評論集。昭和32年(1957)刊行。小林秀雄、プロレタリア文学、転向文学、上部構造を論じる4部か...
てんこう‐ほけん【天候保険】
飲食業などの来店型事業者、テーマパークなど屋外営業事業者、アパレル関連事業者などが、天候の影響により余儀なくされた...
てんこう‐りょく【転向力】
⇒コリオリの力
てんこ‐おん【転呼音】
語中・語尾の音を、その語を書き表す仮名自身の発音によらず別の音に発音すること。また、その別の音。「かは(川)」をカ...
てん‐こく【篆刻】
[名](スル)石・木などの印材に字を刻すること。書画などに用いる印章に、多く篆書体の文字を刻するのでいう。印刻。
てんこち‐も‐な・い【天骨も無い】
[形]《「てんこち」は「てんこつ」の音変化。才能がない意から非難すべきである意に転じたもの。近世語》とんでもない。...
てん‐こつ【天骨】
[名・形動ナリ] 1 生まれつき備わった姿や性質。てんこち。「—仁ならず、生命を殺すことを喜ぶ」〈霊異記・上〉 2...
てんこ‐もり【天こ盛(り)】
1 食器にうずたかく盛ること。山盛り。「飯を—にする」 2 俗に、物事がたくさんあること。「お得な情報が—の雑誌」