だるま【達磨】
《(梵)Bodhidharmaの音写、菩提(ぼだい)達磨の略》 中国禅宗の始祖。インドのバラモンの出身と伝え、6世...
だるま‐いち【達磨市】
縁起物の張り子達磨を売る市。多く、東日本で年末から3月にかけて行われる。《季 新年》「大風の森ゆるがせり—/秋桜子」
だるま‐いと【達磨糸】
足踏み式の製糸機械で製した生糸。自転車取糸。
だるま‐いんこ【達磨鸚哥】
インコ科の鳥。全長約35センチで体は緑色。雄のほおに太く黒い線がある。南および東南アジアに広く分布。飼い鳥とされる。
だるま‐うた【達磨歌】
禅問答のように、わけのわからない歌のこと。特に藤原定家らの新傾向の歌風をあざけっていった呼称。
だるま‐おこぜ【達磨鰧】
オニオコゼ科の海水魚。全長約15センチ。頭部にこぶが多数ある。日本南部からオーストラリアに分布。
だるま‐おとし【達磨落(と)し】
1 輪形の数個の木片の上にのせた達磨のおもちゃを、木づちで木片を横に打ち飛ばし、順次位置を下げていく遊戯。 2 高...
だるま‐がえし【達磨返し】
女性の髪形の一。髪の先をひねって鬢(びん)の裏側に入れ簪(かんざし)で止めたもの。江戸末期から明治にかけ、下町の伝...
だるま‐がえる【達磨蛙】
アカガエル科のカエル。体長5〜6センチ。トノサマガエルに似るが後肢は短く、ずんぐりして、背面に黒色円紋がある。日本...
だるま‐き【達磨忌】
禅宗で、10月5日の達磨大師の忌日に行う法会。《季 冬》「—や達磨に似たる顔は誰/漱石」
だるま‐ぎく【達磨菊】
キク科の多年草。海岸の岩に生え、高さ30〜60センチ。よく枝分かれし、茎・葉に毛が多くビロード状になる。秋、周囲が...
だるまさんがころんだ【達磨さんが転んだ】
子供の遊戯の一。鬼が後ろを向き「だるまさんがころんだ」と唱えている間に、他の者は少しずつ鬼に近づく。鬼が見ている間...
ダルマシアン
⇒ダルメシアン
だるま‐しゅう【達磨宗】
1 禅宗のこと。 2 中世に、藤原定家らの和歌の新風を、禅問答のようにわけがわからないと、あざけっていった語。
だるま‐ストーブ【達磨ストーブ】
形が張り子の達磨に似た、石炭投げ込み式の簡単な構造のストーブ。
だるま‐だいし【達磨大師】
達磨の尊称。
ダルマチア
クロアチア南部、アドリア海沿岸地方の称。ダルマチア式海岸の入り江が多く、保養地として知られる。ダルマティア。
ダルマチアしき‐かいがん【ダルマチア式海岸】
山地が沈水してできた、複雑に入り組んだ海岸の一種。リアス式海岸では、元の山地が海岸線に垂直に連なっていたのに対し、...
だるま‐はがし【達磨剝がし】
人の着ている羽織をはぎとって奪うこと。また、その盗人。
だるま‐ぶね【達磨船】
木船の一種で、長さのわりに幅が広い大伝馬船。貨物の運送に用いる。鋼製のものもある。だるません。→伝馬船
だるま‐や【達磨屋】
私娼を置いている宿。あいまいや。「—の年増や、義太夫語(かたり)の顔などを」〈秋声・足迹〉
ダルマラージカー
パキスタン北部、パンジャブ州のタキシラにある同国最初期の仏教遺跡。マウリヤ朝アショカ王時代に建てられた高さ15メー...