ひる【昼】
1 日の出から日の入りまでの明るい間。日中。ひるま。「夏至は—が最も長い」⇔夜。 2 (「午」とも書く)正午。また...
ひる【蛭】
ヒル綱の環形動物の総称。池沼・水田・森林や海にすみ、他の動物から吸血したり寄生したりする。体は扁平または円筒形で細...
ひる【蒜/葫】
ネギ・ニンニク・ノビルなど、食用となるユリ科の多年草の古名。「醤酢(ひしほす)に—搗(つ)き合(か)てて鯛願ふ我に...
ひる【昼】
《原題、(イタリア)Mezzogiorno》イタリアの詩人、パリーニの詩。4部作「一日」の第2作。1765年刊行。
ヒル
丘。小山。
ひ・る【放る】
[動ラ五(四)]体外へ出す。ひりだす。「屁(へ)を—・る」
ひる【干る/乾る】
[動ハ上一][文][ハ上一]《上代の上二段活用動詞「ふ」の上一段化》 1 水分がなくなってかわく。「池がひる」 2...
ひる【嚔る】
[動ハ上一]《上代の上二段活用動詞「ふ」の上一段化》くしゃみをする。はなひる。→嚏(はな)ふ「鼻をいと高うひたれば...
ひる【簸る】
[動ハ上一]箕(み)で穀物をあおって、くずを除き去る。「糠(ぬか)のみ多く候へば、それをひさせんとて」〈著聞集・一六〉
ひる‐あんどん【昼行灯】
《日中に行灯をともしても、うすぼんやりとしているところから》ぼんやりした人、役に立たない人をあざけっていう語。
ひ‐るい【比類】
それとくらべられるもの。同じたぐいのもの。「—ない経験」「—なくすばらしい」
ひ‐るい【疲羸】
[名](スル)疲れてぐったりすること。「顔色形容蒼然として大に—し」〈菊亭香水・世路日記〉
ひ‐るい【悲涙】
悲しんで流す涙。
ひる‐いし【蛭石】
熱するとヒルが伸びるように膨張する鉱物。黒雲母(くろうんも)が風化したもので、多量の水分を含んでいる。断熱・防音材...
比類(ひるい)な・い
比較できるものがない。並びない。たぐいない。「—・い美声」
ひる‐かい【蛭飼い】
蛭に悪血を吸い取らせて腫(は)れ物などを治療すること。
ひる‐かぎ【蛭鉤】
中太で、蛭のような形をした鉄製の掛け金物。天井などに取り付け、釣り釜(かま)などを下げる。蛭環(ひるかん)。
ひるかわはかせ【蛭川博士】
大下宇陀児の長編推理小説。昭和4年(1929)「週刊朝日」誌に発表。昭和5年(1930)刊。
ひる‐かん【蛭環】
「蛭鉤(ひるかぎ)」に同じ。
ヒルカー
《High Intensity Long Duration Continuous Aurora Electroje...
ひる‐がえ・す【翻す/飜す】
[動サ五(四)] 1 さっと裏返しにする。「手のひらを—・す」 2 からだをおどらせる。「身を—・す」 3 態度な...
ひるがえっ‐て【翻って/飜って】
[副]これとは反対に。これとは別に。「—わが国の現状を見るに」
ひる‐がえ・る【翻る/飜る】
[動ラ五(四)] 1 反対の面が出る。さっと裏返しになる。「裾が—・る」 2 態度・説などが、急に変わって反対にな...
ひる‐がお【昼顔】
ヒルガオ科の蔓性(つるせい)の多年草。山の道端や荒れ地に生える。地下茎で増え、長い蔓で他に巻きつく。葉は長楕円形で...
ひるがお【昼顔】
《原題、(フランス)Belle de jour》ブニュエル監督、カトリーヌ=ドヌーブ主演による1967年公開のフラ...
ひる‐が‐こじま【蛭ヶ小島】
⇒蛭ヶ島
ひる‐が‐しま【蛭ヶ島】
静岡県伊豆の国市にある史跡。永暦元年(1160)源頼朝が流された地。当時は狩野(かの)川の中州であった。蛭ヶ小島。
ひる‐が‐たけ【蛭ヶ岳】
神奈川県西部、相模原市と足柄上郡山北町の境にある山。標高1673メートル。丹沢山地の最高峰で、県内で最も高い。
ひるがの‐こうげん【ひるがの高原】
岐阜県中西部、大日岳東麓に広がる草原。標高900〜1000メートル、広さは東西3キロメートル、南北2キロメートルに...
ひる‐がれい【昼餉】
昼食。ひるめし。ひるげ。「—の櫃(ひつ)を荷ひ」〈浄・出世景清〉
ひる‐がんどう【昼強盗】
「ひるごうとう」に同じ。「大きい盗人めぢゃ。—」〈狂言記・長光〉
ひる‐ぎ【蛭木/漂木】
ヒルギ科の常緑樹の総称。熱帯を中心に分布し、浅い海の泥地に生え、マングローブを形成する。葉は対生し、花は両性花で、...
ひる‐ぎつね【昼狐】
《昼間、巣の外へ出るキツネの意から》あつかましい人やきょろきょろして落ち着きのない人をあざけっていう語。「扨(さて...
ヒル‐クライム
自動車の登坂レース。ヨーロッパにはヒルクライムのチャンピオンシップシリーズがあり、また、アメリカでは、コロラド州の...
ひる‐げ【昼餉/昼食】
《「ひるけ」とも。「け」は食事の意》ひるめし。ちゅうしょく。
ヒルケネス
⇒キルケネス
ひるこ【蛭子/水蛭子】
日本神話で、伊弉諾(いざなぎ)・伊弉冉(いざなみ)二神の間に生まれた第一の子。3歳になっても足がたたないので舟に乗...
ひる‐ごうとう【昼強盗】
《「ひるごうどう」とも》昼間の強盗。ひるがんどう。「殿法印良忠が手の者ども…—を致す間」〈太平記・一二〉
ひる‐ごはん【昼御飯】
ひるめしを丁寧にいう語。
ヒル‐サイズ
国際スキー連盟が定めた、スキーのジャンプ競技を行うジャンプ台の規模を示すもので、踏み切り台の先端からL点(安全に着...
ひる‐さがり【昼下(が)り】
正午を少し過ぎた頃。
ひるさがりのじょうじ【昼下りの情事】
《Love in the Afternoon》米国の映画。1957年作。監督はワイルダー。パリを舞台とする恋愛喜劇...
ヒルザウ
ドイツ南西部、バーデン‐ビュルテンベルク州の村。シュトゥットガルトの西約30キロメートル、シュバルツバルト北東部の...
ひる‐ざけ【昼酒】
昼間に酒を飲むこと。また、その酒。
ヒルシュスプルング‐びょう【ヒルシュスプルング病】
腸の動きを制御する神経細胞が欠損しているため、重い便秘や腸閉塞を起こす先天性の難病。
ひる‐じぶん【昼時分/午時分】
1 昼頃。昼どき。 2 衣服などが古くなりかけていること。「少ししみはあれど—の下帯」〈洒・客者評判記〉
ヒルジン
ヒルの唾液腺(だえきせん)から分泌され、血液の凝固を阻止する働きをもつポリペプチド。
ヒルジー‐ちょう【ヒルジー朝】
⇒ハルジー朝(ちょう)
ひる‐すぎ【昼過ぎ】
1 正午を過ぎた頃。また、午後になってから。「—から雨が降り出す」 2 色あせて古びていること。また、そのもの。「...
ヒルズ‐ぞく【ヒルズ族】
東京都港区六本木にある六本木ヒルズ内の住居棟に住む人をいう。ベンチャー企業の成功者、芸能人、モデルなど若くて裕福な...