ぞっ‐こう【続稿】
続きの原稿を書くこと。また、その原稿。
ぞっ‐こく【属国】
他の国の支配を受ける国。従属国。
ぞっ‐こつ【俗骨】
卑しい生まれつき。卑しい気質。また、その人。「平常罵倒して居る—共と一つ穴の動物になるのは」〈漱石・吾輩は猫である〉
ぞっ‐こん
《古くは「そっこん」》 [形動]心底からほれ込んでいるさま。「彼は彼女に—だ」 [副]心から。まったく。「—ほれ込...
ぞっ‐と
[副](スル)寒さや恐怖などのために、また、強い感動を受けて、からだが震え上がるさま。「—寒気をおぼえる」「今地震...
ぞっとし◦ない
おもしろくない。あまり感心しない。「引出物にするには—◦ない品だ」 [補説]文化庁が発表した「国語に関する世論調査...
ゾディアック
黄道帯。また、黄道十二宮およびその図。→ホロスコープ
ぞべ‐いと【ぞべ糸】
片撚(かたよ)りをした細い絹のしつけ糸。主に和裁に用いる。
ぞべ‐ぞべ
[副](スル) 1 長い着物を身につけて、動作にしまりのないさま。ぞべらぞべら。「自分の—した絹の着物と」〈長与・...
ぞべら‐ぞべら
[副](スル)「ぞべぞべ」に同じ。「—した日本服や、ぎごちない丸髷姿」〈秋声・あらくれ〉
ぞめ【初め】
[語素]動詞の連用形に付けて、その動作をはじめてする意を表す。「渡り—」「書き—」
ぞめき【騒き】
《古くは「そめき」》 1 浮かれさわぐこと。「祭が過ぎた、あの—ももう遠い岬へ移って了った」〈白秋・祭のあと〉 2...
ぞめき‐うた【騒き歌】
「そそり節(ぶし)」に同じ。「—に、ほほかぶりせし男どもの」〈滑・膝栗毛・六〉
ぞめ・く【騒く】
[動カ五(四)]《古くは「そめく」》 1 浮かれさわぐ。「茂作は—・くようにいいながら」〈万太郎・露芝〉 2 遊郭...
ぞ‐も
[連語]《係助詞「ぞ」+係助詞「も」。古くは「そも」とも》 1 文中にあって、その付く語を感動を込めて強く示す意を...
ぞ‐もと
事の起こり。原因。「十六両ただしられ、それが—に嘉平次が、うろたへ始め」〈浄・生玉心中〉
ぞ‐や
[連語]《古くは「そや」。係助詞「ぞ」+間投助詞「や」》 1 感動を込めて強く示す意を表す。…だなあ。…なのだよ。...
ぞ‐よ
[連語]《終助詞「ぞ」(古くは係助詞「ぞ」の文末用法)+間投助詞「よ」》断定した内容を、さらに念を押す気持ちを表す...
ぞよ‐ぞよ
[副]小さい虫などが多く集まっているさま。ぞろぞろ。「塗渡(とわた)る蟻、散る蜘蛛の子とうようよ—沸き出でて来るの...
ぞよ‐めき
たくさんの人々の声などが騒がしく聞こえること。また、その声。ざわめき。「満場の—ばったり止んで」〈蘆花・黒潮〉
ゾラ
[1840〜1902]フランスの小説家。「実験小説論」を著し、自然主義文学の方法を唱道。その実践として「居酒屋」「...
ぞり‐ぞり
[副]髪やひげをそる音を表す語。じょりじょり。「ひげを—(と)そる」 [名]散髪、または頭髪をいう幼児語。「大分—...
ゾリンゲン
⇒ゾーリンゲン
ゾル
コロイド粒子が液体中に分散していて流動性のあるもの。気体中に分散している場合はエーロゾル・エアゾールという。→ゲル
ゾルゲ‐じけん【ゾルゲ事件】
昭和16年(1941)駐日ドイツ大使館顧問ゾルゲ(Richard Sorge)と尾崎秀実(おざきほつみ)らが日本の...
ゾルレン
⇒ゾレン
ゾルンホーフェン‐どうぶつぐん【ゾルンホーフェン動物群】
ドイツ南部、バイエルン州のジュラ紀後期の石灰岩から産する動物化石群。始祖鳥、翼竜、小型の恐竜などが見つかっており、...
ゾレン
当為(とうい)。ゾルレン。⇔ザイン。
ぞろ
素麺(そうめん)をいう女性語。おぞろ。
ゾロアスター
古代イランの宗教家で、ゾロアスター教の開祖。生存年代は不明であるが、前7世紀中ごろから前6世紀後半とする説が有力。...
ゾロアスター‐きょう【ゾロアスター教】
《Zoroaster》古代イランのゾロアスターを開祖とする宗教。聖典「アベスター」によると、宇宙の歴史は、善神アフ...
そろい【揃い】
[名] 1 そろっていること。欠けたところがないこと。また、そのもの。「全巻—の文学全集」 2 衣服の色や柄などが...
ゾロイスバ‐しんりんこうえん【ゾロイスバ森林公園】
《Colo-I-Suva Forest Park》フィジー諸島、ビチレブ島南東部、首都スバの郊外にある森林公園。市...
そろえ【揃え】
[名]そろえること。また、そろえたもの。「十貫目入り五つ、青竹にて—の大男にさし荷(にな)はせ」〈浮・胸算用・二〉...
ぞろ‐しん【ぞろ新】
《「ゾロ新」とも書く》「ジェネリック」の俗称。先発医薬品の特許が切れ、ぞろぞろ発売される新薬からの名。
ぞろ‐ぞろ
[副] 1 多くの人や動物などが引き続いて動くさま。「取り巻きが—(と)ついて歩く」「幼虫が—(と)はい出る」 2...
ぞろっ‐と
[副](スル) 1 多くのものが並んだりつながったりしているさま。ぞろりと。「子供たちが—並ぶ」 2 衣服の裾を引...
ぞろっぺえ
[名・形動](主に関東地方で)いい加減でだらしないこと。また、そういう人や、そのさま。ぞろっぺい。ぞろっぺ。「—な...
ゾロトゥルン
スイス北西部、ゾロトゥルン州の州都。フランス語名ソリュール。ジュラ山脈南麓、アーレ川に面する。旧市街には聖ウルス聖...
ぞろ‐ひん【ぞろ品】
ジェネリック(後発医薬品)のこと。新薬の特許期間が切れた後に、ぞろぞろと多数発売されることを揶揄(やゆ)していった語。
ぞろ‐め【ぞろ目】
1 二つのさいころを振って、同じ目が出ること。 2 連勝式の競馬・競輪などで同じ枠内の馬や選手が、1着・2着になる...
ぞろ‐め・く
[動カ四]ぞろぞろと続く。「人間が…極楽へぞろりぞろりと—・くによって」〈虎明狂・朝比奈〉
ぞろ‐やく【ぞろ薬】
《「ゾロ薬」とも書く》「ジェネリック3」のこと。先発医薬品の特許が切れると、ぞろぞろ発売されるところからの名。
ぞろり
[副] 1 多くのものが一続きにつながっているさま。「各界の名士が—と居並ぶ」 2 だらしない感じに和服を着くずし...
ぞわ‐ぞわ
[副](スル) 1 騒がしい音を表す語。また、そのような音をたてるさま。ざわざわ。 2 嫌悪や不快、また、感情の高...
ぞん【存】
⇒そん
ぞん‐い【存意】
考えていること。思うところ。「唯我輩の—には」〈福沢・学問のすゝめ〉
ゾンカ‐ご【ゾンカ語】
シナ‐チベット諸語のに属する言語。ブータンで使われる。「ゾン」は城砦、「カ」は言語の意のため、「ゾンカ語」は重言となる。
ぞん‐がい【存外】
[名・形動]物事の程度などが予想と異なること。また、そのさま。案外。副詞的にも用いる。「—な(の)好成績」「—早い解決」
ぞん‐き
[名・形動]思いやりがないこと。また、そのさま。「はたでお前さんがみてるような、そんな—なもんじァないんだよ」〈里...