だんな‐ば【旦那場】
商人・職人などが得意先を敬っていう語。得意場。「村でも気の好さ相な—では必ず借銭をした」〈森田草平・煤煙〉
だんな‐ぼうず【檀那坊主】
檀那寺の坊主。菩提寺の僧。「四十九日の朝は—呼びて夕食に精進あげて」〈浮・置土産・一〉
だんな‐やまぶし【檀那山伏】
祈祷(きとう)などのためにその家に出入りして信仰を受けている山伏。「—が来て変成男子(へんじゃうなんし)の行ひ」〈...
だんな‐りゅう【檀那流】
檀那僧都覚運を祖とする天台宗の一学派。恵心流と共に恵檀二流と称された。
だん‐にゅう【断乳】
[名](スル)授乳を断つこと。子供の成長に合わせ、乳を飲ませるのをやめること。→卒乳
ダンヌンツィオ
⇒ダヌンツィオ
だん‐ねつ【断熱】
[名](スル)外部との熱の出入りをさえぎること。「二重窓にして—する」
だんねつ‐あっしゅく【断熱圧縮】
熱力学で、外部との熱の出入りなしに気体を圧縮すること。断熱変化の一つで、気体は外部から仕事をされ、温度が上がる。エ...
だんねつ‐かてい【断熱過程】
⇒断熱変化
だんねつ‐ざい【断熱材】
熱の遮断および保温のために用いる、熱を伝えにくい材料。石綿・ガラス繊維・コルクなど。
だんねつ‐しょうじ【断熱消磁】
液体ヘリウム中で常磁性体を強く磁化したのち、急に断熱的に磁界を取り去って、絶対温度1度以下の極低温を得る方法。断熱...
だんねつ‐しょうじれいきゃく【断熱消磁冷却】
⇒断熱消磁
だんねつ‐へんか【断熱変化】
熱力学で、外部との熱の出入りなしに行われる物体の状態変化。気体の場合、その温度は断熱圧縮によって上がり、断熱膨張に...
だんねつ‐ぼうちょう【断熱膨張】
熱力学で、気体が外部との熱のやりとりなしに膨張する現象。断熱変化の一つで、このとき気体は外部に仕事をして温度が下が...
ダンネマン
[1859〜1936]ドイツの科学史家・科学教育者。ボン大学教授。自然科学史の分野を開拓し、科学史の著作を多数残し...
だん‐ねん【断念】
[名](スル)自分の希望などを、きっぱりとあきらめること。「進学を—する」
だんねんのうみから【断念の海から】
石原吉郎の随筆集。昭和51年(1976)刊行。著者の生前に刊行された最後の随筆集となった。
だん‐の‐うら【壇ノ浦】
山口県下関市、早鞆(はやとも)の瀬戸の北岸一帯。源平合戦最後の戦場として知られる。→壇ノ浦の戦い 物事の悲劇的な結...
だんのうらかぶとぐんき【壇浦兜軍記】
浄瑠璃。時代物。五段。文耕堂・長谷川千四合作。享保17年(1732)大坂竹本座初演。近松門左衛門の「出世景清」の改...
だんのうら‐の‐たたかい【壇ノ浦の戦い】
寿永4年(1185)壇ノ浦で行われた源平最後の合戦。平氏は源義経を総大将とする源氏の軍に敗れ、安徳天皇は二位尼(平...
だんのつ【檀越】
「だんおつ」の連声(れんじょう)。
ダンハム
⇒ダナム
だん‐はらみつ【檀波羅蜜】
《「だんばらみつ」とも。「檀」は布施の意》六波羅蜜の一。悟りを得るために、他人に財宝・真理を施す修行。布施波羅蜜。
だん‐ばく【段瀑】
水の落ち方から見た滝の分類の一。落ち口から流れ出た水が、途中で岩などにぶつかって段を作りながら落下する滝のこと。二...
だん‐ばしご【段梯子】
幅の広い板をつけたはしご状の階段。
だん‐ばた【段畑】
「段段畑(だんだんばたけ)」に同じ。
だん‐ばな【段鼻】
鼻筋に高低の段がついた鼻。
だん‐ばら【段腹】
⇒三段腹
ダンバー
英国スコットランド南東部の港町。北海のフォース湾南岸に面する。米国の国立公園の父と称されるジョン=ミューアの生家が...
ダンバー‐すう【ダンバー数】
ヒトを含む霊長類が、互いを認知し合い、安定した集団を形成できる個体数の上限。1993年に英国の人類学者ロビン=ダン...
ダンバートン‐オークス
米国の首都ワシントンにある邸宅。ジョージタウンに位置する。同国の政治家ロバート=ブリスの私邸で、美しい庭園をもつ。...
だん‐ぱ【暖波】
寒帯地方や温帯地方で、異常に温暖な空気に覆われる現象。→熱波
だん‐ぱ【段波】
津波や高潮などで、壁のように切り立った波が進行する現象。
ダン‐パ
「ダンスパーティー」の略。学生用語。
だん‐ぱつ【断髪】
[名](スル) 1 髪を切ること。長髪を短く刈ったり、髷(まげ)を切り落としたりすること。 2 髪を首筋のあたりで...
だんぱつ‐しき【断髪式】
力士が引退または廃業するときに、髷(まげ)を切る儀式。
だんぱつ‐れい【断髪令】
明治4年(1871)に公布された男子結髪廃止の布令。
だん‐ぱん【談判】
[名](スル)事件やもめごとに決着をつけるために相手方と話し合うこと。交渉。「騒音問題について工場に—する」「膝詰め—」
ダンパー
1 振動エネルギーを消散させて衝撃または振動の振幅を軽減する装置。自動車・鉄道車両などに使用。制振器。吸振器。 2...
ダンパー‐せん【ダンパー線】
《damper wire》アパーチャーグリル方式のブラウン管の画面に見られる水平の細い線のこと。
だん‐び【断尾】
イヌ・ネコ・ウマなど、家畜の尾の一部または全部を切り取ること。
だん‐びら【段平】
《「だびらひろ」の音変化。「だんぴら」とも》幅の広い刀。また、刀のこと。段平物。
だん‐ぴ【団匪】
集団をなす匪賊(ひぞく)。 義和団(ぎわだん)の異称。
だん‐ぴ【断碑】
割れて欠けた石碑。
だん‐ぴ【断臂】
ひじを断ち切ること。→慧可(えか)断臂
ダンピア
オーストラリア、西オーストラリア州北西部の港町。1960年代に内陸部で採掘された鉄鉱石の積出港として建設。製塩も盛...
ダンピア
[1652〜1715]英国の航海者。1699年から1701年にかけて海軍の命令でオーストラリア周辺海域を探検、ダン...
だんぴ‐じけん【団匪事件】
⇒義和団事件
だん‐ぴつ【断筆】
[名](スル)文筆活動をやめること。筆を折る。「小説家が—する」
ダンピング
[名](スル) 1 採算を無視した低い価格で商品を投げ売りすること。不当廉売。 2 外国市場を確保するため、国内価...