ちかごろかわらのたてひき【近頃河原達引】
浄瑠璃。世話物。3巻。作者未詳。天明2年(1782)江戸外記座初演。元禄期(1688〜1704)に京都で起こったお...
ちかし・い【近しい/親しい】
[形][文]ちか・し[シク]人と人とが心理的に近い関係にあるさま。したしい。親密である。「—・くつきあう」「—・い...
近(ちか)しき仲(なか)にも垣(かき)を結(ゆ)え
「近しき仲にも礼儀あり」に同じ。
近(ちか)しき仲(なか)にも礼儀(れいぎ)あり
親しい間柄では、ことさらに礼儀を忘れずに接するべきである。親しき仲にも礼儀あり。近しき仲にも垣を結(ゆ)え。
ちかしき‐よこあな【地下式横穴】
古代墳墓の一。地面から垂直に掘りおろした底から横方向に掘って玄室を造ったもの。南九州の5〜6世紀のものが有名。地下...
ちか‐しげん【地下資源】
地中に埋蔵されている天然資源。有用鉱物のほか、石油・石炭・天然ガス・地下水・地熱なども含まれる。
ちか‐しつ【地下室】
地面より下につくられた部屋。地階の部屋。
ちかしつから【地下室から】
田中英光の小説。昭和23年(1948)発表。戦後の共産党革命運動の内実を暴く作品。
ちか‐すい【地下水】
地中の土砂や岩石のすきま・割れ目などに存在する水。自由地下水と被圧地下水とがある。
ちかすいどう【地下水道】
《原題、(ポーランド)Kanał》ポーランド映画。ワイダ監督による1957年公開の白黒作品。第二次大戦末期、ドイツ...
ちか‐すいめん【地下水面】
自由地下水の表面。
ちか‐ぜい【地価税】
土地の保有コストを引き上げて土地投機を抑制し、土地の有効利用を図るために設けられた国税。土地の相続税評価額に一定の...
ちか‐そくりょう【地下測量】
地下坑内の測量。
ちか‐そしき【地下組織】
地下活動を行うための非合法の組織。
ちか‐ぞうおんりつ【地下増温率】
⇒地温勾配
ちか‐たび【地下足袋】
「じかたび」のこと。「地下足袋」と当てたところからできた語。
ちか‐だい【近鯛】
⇒ナイル川雀(かわすずめ)
ちか‐ダム【地下ダム】
地中に水を通さない止水壁をつくり、地下水を堰き止めて水を貯める施設。日本では、水を通しやすい琉球石灰岩の地層をもつ...
ちか‐ちか
[副](スル) 1 強い光線などに刺激されて、目が痛むような感じがするさま。「対向車のライトで目が—(と)する」 ...
ちか‐ぢか【近近】
[副] 1 時間的に隔たらないさま。ごく近いうちに。きんきん。「—引っ越しするつもりです」 2 距離的に近いさま。...
ちかっ‐て【誓って】
[副]《神仏に誓いをたてて、の意から》 1 きっと。必ず。「来年こそ—優勝します」 2 (あとに打消しの言葉を伴っ...
ちか‐つ‐おうみ【近つ淡海/近江】
《「つ」は「の」の意の格助詞》琵琶湖のこと。浜名湖を「遠つ淡海」というのに対し、都に近い湖の意でいう。また、近江(...
ちか‐づき【近付き】
知り合うこと。親しくなること。また、その人。知り合い。「お—になりたい」
ちか‐づ・く【近付く】
[動カ五(四)] 1 あるものがある場所の近くに移動する。「目的地に—・く」「台風が本土に—・く」 2 それを行う...
ちか‐づ・ける【近付ける】
[動カ下一][文]ちかづ・く[カ下二] 1 近くへ寄せる。「船を岸壁に—・ける」「顔を—・けてのぞきこむ」 2 人...
ちか‐てつ【地下鉄】
《「地下鉄道」の略》都市などで、地下にトンネルを掘り、そこに敷設した鉄道。世界最初のものは1863年に英国ロンドン...
ちか‐どう【地下道】
建物と建物、道路と道路を結ぶために地下に設けられた、歩行用の道。
ち‐かなもの【乳金物】
門扉の釘隠しとして打つ乳房形の金物。饅頭(まんじゅう)金物。ちちかなもの。
地下(ちか)に潜(もぐ)・る
取り締まりの目の届かない所で、秘密に非合法な政治活動や社会運動をする。
ちか‐の‐しま【値嘉島】
長崎県の五島列島と平戸島などを含めた古称。「次に—を生みき」〈記・上〉
ちか‐ば【近場】
今いる所から比較的近い所。近所。近間(ちかま)。「昼食は—で済ませる」
チカバル‐こ【チカバル湖】
《Laguna de Chicabal》グアテマラ南西部にある湖。ケツァルテナンゴの南西約15キロメートル、標高約...
ちか‐び【近火】
1 火に近いこと。また、火に近づけること。「—で焼く」 2 近所の火事。きんか。
近火(ちかび)で手(て)を焙(あぶ)る
手近なもので間に合わせることのたとえ。また、目先の小利を追うことのたとえ。
ちか‐ま【近間】
あまり離れていない場所。近所。「買物はなるべく—で済ませる」
ちか‐まさり【近優り】
[名](スル)離れているときよりも、近くにいるときのほうが、よく見えたり感じられたりすること。⇔近劣り。「俊三の想...
ちかまつ【近松】
姓氏の一。 [補説]「近松」姓の人物近松秋江(ちかまつしゅうこう)近松徳三(ちかまつとくぞう)近松半二(ちかまつは...
ちかまつ‐き【近松忌】
近松門左衛門の忌日。陰暦11月22日。巣林子忌(そうりんしき)。巣林忌。《季 冬》「けふも亦心中ありて—/虚子」
ちかまつ‐しゅうこう【近松秋江】
[1876〜1944]小説家。岡山の生まれ。本名、徳田浩司。情痴におぼれる自己を赤裸々に描いた。作「別れたる妻に送...
ちかまつしんじゅうものがたり【近松心中物語】
秋元松代の戯曲。副題「それは恋」。昭和54年(1979)、蜷川幸雄の演出にて初演。近松門左衛門による世話物の作品群...
ちかまつ‐とくぞう【近松徳三】
[1751〜1810]江戸後期の歌舞伎作者。大坂の人。初名、徳蔵、次に徳叟(とくそう)。近松半二に入門。上方の劇壇...
ちかまつ‐はんじ【近松半二】
[1725〜1783]江戸中期の浄瑠璃作者。大坂の人。儒学者穂積以貫(ほづみこれつら)の子。2世竹田出雲の門人。そ...
ちかまつものがたり【近松物語】
溝口健二監督による映画の題名。昭和29年(1954)公開。近松門左衛門の「大経師昔暦」を基に川口松太郎が書いた戯曲...
ちかまつ‐もんざえもん【近松門左衛門】
[1653〜1725]江戸中期の浄瑠璃・歌舞伎作者。越前の人。本名、杉森信盛。別号、巣林子(そうりんし)。坂田藤十...
ちか‐まわり【近回り】
[名](スル) 1 近道を通って行くこと。「—して駅に行く」 2 近くのあたり。近辺。「—へだけ独りででも出掛けら...
ちか‐みち【近道】
[名](スル) 1 目的地に早く行ける道。「—すれば十分で家に着く」 2 目的に早く達する方法。てっとり早い手段。...
ちかみち‐はんのう【近道反応】
⇒短絡反応(たんらくはんのう)
ちか‐め【近め】
[名・形動]ある位置からやや近いこと。また、そのさま。「速球を—に投げる」⇔遠め。
ちか‐め【近目/近眼】
1 近視。近視眼。⇔遠目。 2 目先のことにとらわれた見方。あさはかな考え。「目の先ばかり見える—どもを相手にする...
ちか‐やか【近やか】
[形動ナリ]いかにも近いさま。また、親しそうなさま。「ことつけて、—に馴れ寄り給ふ」〈源・常夏〉