ど‐や
《「やど(宿)」を逆さ読みにした語》宿屋・簡易旅館をいう語。
どや‐がい【どや街】
日雇い労働者などの泊まる簡易旅館が多く集まっている地域。
どや‐がお【どや顔】
《「どや」は「どうだ」の意の関西方言》得意顔のこと。自らの功を誇り「どうだ」と自慢している顔。
ど‐やき【土焼(き)】
素地(きじ)に吸水性のある土器・陶器。石焼きに対する語。つちやき。
どや・く
[動カ四]《「どやぐ」とも》大声で騒ぐ。わめく。「それそれ持仏堂の脇にもたし掛けて置きましたと—・きける」〈浮・五...
どや‐くや
《「とやくや」「どやぐや」とも》騒がしいこと。混乱すること。どさくさ。「今の—に、同道めが掴(つか)んで走った」〈...
どやくや‐まぎれ【どやくや紛れ】
混雑につけこむこと。混乱を利用すること。どさくさまぎれ。「—に御太刀も盗み取りたるに疑ひなし」〈浄・栬狩剣本地〉
どやし‐つ・ける
[動カ下一][文]どやしつ・く[カ下二] 1 なぐりつける。「げんこつで—・ける」 2 どなりつける。厳しくしかる...
どや・す
[動サ五(四)] 1 なぐる。ぶつ。「力いっぱいに弟の背中を—・した」〈藤村・春〉 2 どなりつける。しかりつける...
ど‐やつ【何奴】
[代]不定称の人代名詞。どいつ。どのやつ。「—のしわざだ」
どや‐どや
[副]大勢が群れになって、騒々しく移動するさま。「会場から—(と)人が出てくる」