のぐち‐げら【野口啄木鳥】
キツツキ科の鳥。全長約30センチ。全体に赤っぽい褐色で、雄は頭上が赤色。沖縄本島北部の森林にのみ生息し、数も少なく...
のぐちごろう‐だけ【野口五郎岳】
富山県南東部、長野県大町市との県境にある山。標高2924メートル。飛騨山脈(北アルプス)中央部の高峰の一。山頂南西...
のぐち‐したがう【野口遵】
[1873〜1944]実業家。石川の生まれ。日窒(にっちつ)コンツェルンの創立者。日本窒素肥料を設立し、カーバイド...
のぐち‐じろう【野口二郎】
[1920〜2007]プロ野球選手。愛知の生まれ。昭和14年(1939)東京セネタースに入団。1年目から33勝をあ...
のぐち‐ひでよ【野口英世】
[1876〜1928]細菌学者。福島の生まれ。幼名、清作。伝染病研究所に入り、北里柴三郎に師事。明治33年(190...
のぐち‐ふじお【野口冨士男】
[1911〜1993]小説家。東京の生まれ。本姓、平井。昭和15年(1940)小説「風の系譜」を発表。その後、徳田...
のぐち‐やたろう【野口弥太郎】
[1899〜1976]洋画家。東京の生まれ。二科会を経て独立美術協会会員。芸術院会員。川端画学校に学んだのち、渡仏...
のぐち‐よねじろう【野口米次郎】
[1875〜1947]詩人。愛知の生まれ。米英に滞在中、英文詩集を刊行し、ヨネ=ノグチの名で知られる。帰国後、伝統...
ノクトビジョン
⇒暗視装置
野(の)暮(く)れ山(やま)暮(く)れ
野で日を暮らし、山で日を暮らす意で、長い旅路をいう。野暮れ里暮れ。
の‐ぐそ【野糞】
[名](スル)野外で糞をすること。また、その糞。
イサム‐ノグチ
[1904〜1988]日系米国人の彫刻家。詩人の野口米次郎と米国女性の子。パリでブランクーシに師事。金属や石・木を...
のぐち‐いさむ【野口勇】
⇒イサムノグチ
ノグリキ
ロシア連邦、サハリン(樺太)北部の町。オホーツク海に注ぐトゥイミ川河口部に位置する。サハリン鉄道の北の終着駅。少数...
の‐ぐるみ【野胡桃】
クルミ科の落葉高木。日当たりのよい山地に生え、高さ約10メートル。葉は長楕円形で羽状複葉。6、7月ごろ、黄色の花穂...
のけ‐えもん【仰け衣紋】
「抜き衣紋(えもん)」に同じ。「羽織は…—にぞ着なしける」〈仮・竹斎・下〉
のけ‐かぶと【仰け兜】
かぶっている兜の緒が緩んで、後ろの方に傾くこと。「武士ども五、六騎—に戦ひなって」〈平家・九〉
のけ‐がね【除け銀】
倒産などに備えて、財産の中から取りのけて隠しておく金銭。「—にて、年にも似合はぬ、扇屋の太夫を請け出して」〈浮・新...
のけ‐くび【仰け領】
「抜き衣紋(えもん)」に同じ。「衣(きぬ)の背縫ひ、肩によせて着たる。また、—したる」〈枕・一〇九〉
のけ‐ざま【仰け様】
《「のけさま」とも》あおむけになる状態。多く「に」を伴って副詞的に用いる。「—に倒れる」
のけ‐ぞ・る【仰け反る】
[動ラ五(四)]あおむけにそる。「胸元の速球に思わず—・る」
のけ‐に【仰けに】
[副]あおむけに。あおのけに。「後ろの水田へ—つき倒す」〈平家・九〉
のけ‐もの【除け物】
取りのけておく物。「其一枚は—数には入れまい」〈緑雨・門三味線〉
のけ‐もの【除け者】
仲間から遠ざけられた者。仲間はずれ。「みんなから—にされる」
の・ける【退ける/除ける】
[動カ下一][文]の・く[カ下二] 1 そこから他の場所へ移したり、行かせたりする。しりぞける。「道に積もった雪を...
のげ【芒/野毛】
「のぎ」の音変化。
の‐げいとう【野鶏頭】
ヒユ科の一年草。暖地の畑や道端にみられ、高さ約80センチ。葉は細く、先がとがる。夏、多数の淡紅色の小花を密に穂状に...
の‐げし【野芥子/野罌粟/苦菜】
キク科の越年草。道端や荒地に生え、高さ約1メートル。茎は中空。葉はアザミのように裂けているが、とげはなく、基部は茎...
の‐げた【野桁】
天井その他の部材によって隠されていて、下からは見えない桁。
のげやま‐どうぶつえん【野毛山動物園】
横浜市西区にある動物園。昭和26年(1951)開園。横浜港を見下ろす高台に位置する野毛山公園内にある。横浜市立野毛...
のこ【鋸】
「のこぎり」の略。「糸—」
のこ‐ぎり【鋸】
木材のほか金属・石などを切るのに用いる、薄い鋼板の縁に歯形を刻んで柄をつけた工具。木材の繊維に沿って切るものを縦挽...
のこぎり‐あきない【鋸商ひ】
《鋸が、押すと引くとの両方で切るところから》どっちに転んでも利益を得るように商売すること。駆け引きをたくみにして利...
のこぎり‐かみきり【鋸天牛】
カミキリムシ科の昆虫。体は赤褐色または黒褐色で鈍い光沢があり、雄の触角は鋸状。夜行性で灯火に集まる。幼虫は杉・ヒノ...
のこぎり‐がま【鋸鎌】
刃に鋸のような歯のついた鎌。麦刈りなどに用いる。
のこぎり‐くず【鋸屑】
鋸で材木などを切るときに出る屑。おがくず。のこくず。
のこぎり‐くわがた【鋸鍬形】
クワガタムシ科の甲虫。体長は雄で約3〜7センチ。体は黒褐色または赤褐色で、成長した雄のあごは角状に長く伸び、内側に...
のこぎり‐ざめ【鋸鮫】
ツノザメ目ノコギリザメ科の海水魚。全長約1.5メートル。吻(ふん)は長く伸び、その両側に鋭いとげが並んで鋸状をし、...
のこぎり‐そう【鋸草】
キク科の多年草。中部以北の山地の草原に生え、高さ60〜90センチ。葉は鋸の歯のように切れ込んでいる。夏から秋、淡紅...
のこぎり‐ば【鋸歯】
鋸の歯。また、鋸の歯のようにぎざぎざになっているもの。きょし。
のこぎり‐ばん【鋸盤】
鋸を動力で動かし、木材・石材・金属を切断する機械。
のこぎり‐びき【鋸引き/鋸挽き】
1 鋸で木などをひき切ること。 2 罪人の首を鋸で切る極刑。戦国時代には実際に首を引き切ったが、江戸時代には形式化...
のこぎり‐やし【鋸椰子】
ヤシ科の常緑低木。北アメリカ南部の原産。葉柄にのこぎり状のとげがある。果実に含まれる成分は前立腺肥大症の治療薬とし...
のこぎり‐やね【鋸屋根】
片流れの屋根が連続し、鋸の歯のような形をした屋根。工場など広い面積に均等に採光したい場合に用いる。
のこぎり‐やま【鋸山】
千葉県、房総半島南部の山。浦賀水道を望み、山頂が鋸の歯のような形を呈している。標高329メートル。
のこ‐くず【鋸屑】
「のこぎりくず」の略。
のこ・す【残す/遺す】
[動サ五(四)] 1 あとにとどめておく。残るようにする。「放課後まで生徒を—・す」「メモを—・して帰る」 2 も...
のこっ‐た【残った】
[感]《土俵ぎわまでまだ余地が残っている意》相撲で、行司が取り組んでいる力士に発する掛け声。「はっけよい、—、—」
のこった‐のこった【残った残った】
[感]⇒残った
のこ‐のこ
[副]周囲の状況に頓着(とんちゃく)しないで姿を現したり出歩いたりするさま。「今さら—(と)出ていくわけにはいかない」