ひとめ‐づつみ【人目包み】
人の見る目をはばかって隠れること。和歌では、「包み」を「堤(つつみ)」に掛けて用いることが多い。「思へども—の高け...
人目(ひとめ)に余(あま)・る
ようすや行いが目立ちすぎて、他人を不快な気持ちにさせる。「—・る振る舞い」
人目(ひとめ)に立(た)・つ
他人の注意を引く。目立つ。「—・つ服装」
人目(ひとめ)に付(つ)・く
他人が目を向けたときに気づく。目立って見える。「—・かない場所にしまう」
ひとめ‐の‐せき【人目の関】
《関所のように人を容易に通さない意から》人目がはばかられて思うままにできないこと。「—を離れし場所にて誰憚らず嬉し...
ひとめぼれ
稲の一品種。平成3年(1991)宮城県で作出。食味がすぐれ、寒冷地以外でもよく育つ。東北143号。
ひとめ‐ぼれ【一目惚れ】
[名](スル)一度見ただけで好きになること。「受付嬢に—する」
人目(ひとめ)を奪(うば)・う
非常に目立って、人の注意を引きつける。人目を引く。「奇抜な衣装が—・った」
人目(ひとめ)を避(さ)・ける
他人に見られないようにする。「—・けて行動する」
人目(ひとめ)を忍(しの)・ぶ
他人に見られないように心を配る。人に知られないようにする。「—・んで会う」
人目(ひとめ)を盗(ぬす)・む
他人に見られないように、こっそりと行う。「—・んで耳うちする」
人目(ひとめ)を憚(はばか)・る
他人に見られるのを恐れる。世間に知られないように心を配る。「—・らずに泣く」
人目(ひとめ)を引(ひ)・く
外見や態度などがいかにも目立って、他人の目をひきつける。「—・く奇抜な格好」
ひと‐めんえきふぜんウイルス【人免疫不全ウイルス】
⇒エッチ‐アイ‐ブイ(HIV)
人(ひと)もあろうに
《よりによって、わざわざ不適当な人を選んでしまったという意》ほかに適当な人もいるだろうに。
ひと‐もうけ【一儲け】
[名](スル)ある程度まとまったもうけを得ること。「—しようとたくらむ」
ひ‐ともし【火点し】
1 灯火をともすこと。火とぼし。 2 「火点し頃(ごろ)」の略。 3 火をたく係の人。「—の聡(さと)きことを美(...
ひともし‐ごろ【火点し頃】
明かりをともす時刻。夕暮れ。
ひと‐もじ【一文字】
1 一つの文字。一字。 2 《もと女房詞で「ねぎ」を「き」と1音でいったところから》葱(ねぎ)の別名。《季 冬》「...
ひと‐もじ【人文字】
多くの人が並んで文字の形や図柄を作ること。また、その文字や図柄。
ひともじ‐だい【一文字題】
和歌や連歌などで、漢字1文字を題としたもの。また、その題。
ひと‐もと【一本】
草や木などのいっぽん。また、一つだけ離れて立っている草や木など。「—松」「滑(なめらか)なる床には、—の草だに生い...
ひと‐も‐なげ【人も無げ】
[形動][文][ナリ]ほかに人がいないかのように振る舞うさま。人を人とも思わないさま。傍若無人なさま。「—に声高に話す」
ひと‐もの【一物】
[副]いっぱい。一面に。「内供が顔にも、童の顔にも、粥(かゆ)とばしりて—かかりぬ」〈宇治拾遺・二〉
ひと‐もんちゃく【一悶着】
ちょっとした騒ぎやもめごと。また、それらを引き起こすこと。「なにやら—ありそうだ」
ひと‐や【獄/囚獄/人屋】
罪人を捕らえて閉じ込めておく建物。牢屋。牢獄。「罪人が—の内に押籠められたと同じように」〈藤村・破戒〉
ひと‐やく【一役】
一つの役目・役割。
一役(ひとやく)買(か)・う
一つの仕事の中で、ある役割を進んで引き受ける。「新党結成に—・う」
ひと‐やすみ【一休み】
[名](スル)途中で少し休むこと。「この辺でそろそろ—しよう」
ひと‐やど【人宿】
1 はたごや。旅館。「草津の—にて年を取り」〈浮・永代蔵・二〉 2 使用人の周旋をする家。口入れ宿。人置き。「かの...
ひとや‐の‐つかさ【囚獄司】
⇒しゅうごくし(囚獄司)
ひと‐やま【一山】
1 一つの山。また、ある山全体。「—が霧にすっぽり覆われる」 2 山の形に積み上げたひとかたまり。「—500円のミ...
ひと‐やま【人山】
人が1か所に多く集まっているようすを山にたとえた語。「やじうまが—を築く」
一山(ひとやま)当(あ)・てる
《鉱山を掘り当てる意から》投機などで当てて大もうけする。「株で—・てる」
一山(ひとやま)越(こ)・す
大きな仕事の中で、ある困難な段階を乗り越える。一山越える。「工事もなんとか—・す」
ひと‐やり【人遣り】
1 自分からでなく、他から強いられてすること。「行き憂しと思ひながらも—の道にはさこそとまらざりけめ」〈新千載・離...
人遣(ひとや)りなら◦ず
他人からさせられるのでなく、自分の心から求めるものである。「なぞや、—◦ぬ心ならむ」〈源・宿木〉
ひと‐よ【一世】
人が生きている間。一生。「—には二度(ふたたび)見えぬ父母を置きてや長く我(あ)が別れなむ」〈万・八九一〉
ひと‐よ【一夜】
1 ひとばん。いちや。「—の夢」 2 ある晩。「秋の—、友と酒を酌み交わす」 3 一晩中。よもすがら。「—泣き明かす」
ひとよ‐ぎり【一節切】
尺八の一種。長さ約34センチ、太さ直径約3センチの竹製の縦笛で、節が一つある。室町中期に中国から伝来、桃山時代から...
ひとよ‐ぐさ【一夜草】
スミレの別名。
ひとよ‐ざけ【一夜酒】
《一夜のうちに熟成するところから》甘酒。いちやざけ。《季 夏》「御仏に昼そなへけり—/蕪村」
ひとよし【人吉】
熊本県南部、球磨川(くまがわ)流域にある市。もと相良(さがら)氏の城下町。製材が盛ん。球磨(くま)焼酎の産地。人吉...
ひと‐よし【人好し】
[名・形動]「御(お)人好(よ)し」に同じ。「まして—の嫁御寮は」〈蘆花・思出の記〉
ひとよし‐し【人吉市】
⇒人吉
ひとよし‐ぼんち【人吉盆地】
熊本県南部、九州山地南端に広がる構造盆地。東西約25キロメートル、面積約72平方キロメートル、盆地底の標高100〜...
ひと‐よせ【人寄せ】
[名](スル) 1 大勢の人を集めること。また、そのための口上・演芸など。「—に有名人を招く」 2 「人寄せ席」の略。
ひとよせ‐せき【人寄せ席】
人を寄せ集めて落語・講談・音曲などを興行する所。よせせき。よせ。
ひとよせ‐だいこ【人寄せ太鼓】
演芸・相撲など、興行物の始まる前に人寄せのために打ち鳴らす太鼓。よせだいこ。
ひとよせ‐パンダ【人寄せパンダ】
《動物園でジャイアントパンダの人気があることから》人々を寄せ集めたり、注目を引いたりするために利用する、人気のある...