ぶん‐ぱ【分派】
[名](スル) 1 主となるものから分かれ出ること。また、分かれたもの。「阿蘇の—の一峰の右に」〈独歩・忘れえぬ人...
ぶん‐ぱい【分配】
[名](スル) 1 分けて配ること。配分。「利益を全員に—する」 2 地主に地代、資本家に利潤、労働者に賃金という...
ぶんぱいがた‐とうししんたく【分配型投資信託】
投資信託で、定期的に収益が分配されるもの。半年から1年ごとに分配される商品が多い。→無分配型投資信託
ぶんぱい‐き【分配器】
アンテナが受信した信号を、複数のテレビ・チューナー・レコーダーなどに等しい強度で分ける機器。分配数によって二分配器...
ぶんぱい‐こくみんしょとく【分配国民所得】
分配面からとらえた国民所得。一定期間に生産に参加した生産要素へ分配される賃金・地代・利子・利潤の合計。
ぶんぱい‐ほうそく【分配法則】
集合Aの要素a・b・cの間に演算○・*が定義されているとき、a○(b*c)=(a○b)*(a○c)を分配法則という...
ぶんぱい‐りつ【分配律】
⇒分配法則
ぶんぱ‐かつどう【分派活動】
一つの団体内部で、信条・利益などの相違から派閥をつくって、主導権を握ろうと争ったり、団体の基本方針とは別の行動をと...
ぶんぱ‐き【分波器】
複数のアンテナが受信した異なる電波信号を、周波数に応じて分ける機器。地上デジタルテレビ放送とBS放送・CS放送の電...
ぶん‐ぱん【文範】
模範となるような文章。また、それを集めた書物。「手紙—」
ぶん‐びょう【文廟】
孔子を祀(まつ)る廟。孔子廟。
ぶん‐ぴ【分泌】
[名](スル)⇒ぶんぴつ(分泌)
ぶんぴつ‐しんけい【分泌神経】
腺細胞(分泌細胞)に刺激を与え、分泌を起こさせる神経。
ぶん‐ぴつ【分泌】
[名](スル)生体が細胞から特有の代謝産物を排出すること。分泌を行う細胞を腺(せん)細胞といい、ホルモンなどを体内...
ぶん‐ぴつ【分筆】
[名](スル)土地登記簿上、一筆(いっぴつ)の土地を分割して数筆の土地とすること。⇔合筆(がっぴつ)。
ぶん‐ぴつ【文筆】
筆をとって詩歌・文章を書くこと。「—に親しむ」「—活動」
ぶんぴつ‐えき【分泌液】
腺(せん)細胞や分泌組織から分泌される液。
ぶんぴつ‐か【文筆家】
文章を書くことを職業とする人。
ぶんぴつがんしんしょう【文筆眼心抄】
平安前期の詩論書。1巻。空海編著。弘仁11年(820)成立。「文鏡秘府論」から、詩文の実作に役立つ所を抄出したもの...
ぶんぴつ‐ぎょう【文筆業】
文筆にたずさわる職業。
ぶんぴつ‐さいぼう【分泌細胞】
⇒腺細胞
ぶんぴつ‐せん【分泌腺】
分泌物の排出を行う腺。外分泌腺と内分泌腺とがある。
ぶんぴつ‐そしき【分泌組織】
分泌物を含有する植物の組織。細胞内や細胞間に生じ、油脂・乳液・粘液などの分泌物を貯蔵し、分泌する。
ぶんぴつ‐ぶつ【分泌物】
腺(せん)細胞などから分泌された代謝産物。
ぶん‐ふそうおう【分不相応】
[名・形動]その人の身分や能力にふさわしくないこと。また、そのさま。「—な生活」
ぶん‐ぶ【文武】
《古くは「ぶんぷ」とも》文事と武事。学問の道と武芸の道。文化的な面と軍事的な面。「—にすぐれる」「—百官」
ぶんぶく‐ちゃがま【文福茶釜/分福茶釜】
《「ぶんぶく」は茶の沸き立つ音を擬して、それに当て字したもの》群馬県館林市の茂林寺に伝わる茶釜。伝説では、守鶴とい...
ぶん‐ぶつ【文物】
文化の産物。学問・芸術・宗教・法律・制度など、文化に関するもの。「奈良時代の—」
ぶんぶにどうまんごくどおし【文武二道万石通】
黄表紙。3冊。朋誠堂喜三二(ほうせいどうきさんじ)作。喜多川行麿画。天明8年(1788)刊。源頼朝が畠山重忠に命じ...
ぶんぶ‐りょうどう【文武両道】
文事と武事との両方。また、勉学とスポーツの両面。「—にたける」「—に秀(ひい)でる」
ぶん‐ぶん
[副] 1 虫の羽音を表す語。「—(と)飛びまわる蜂」 2 物が繰り返し風を切る音を表す語。「バットを—(と)振り...
ぶん‐ぷ【分布】
[名](スル) 1 分かれて広くあちこちにあること。また、あちこちに置くこと。「一帯に古代遺跡が—する」 2 動植...
ぶん‐ぷ【分賦】
[名](スル)分けて課すること。割り当てること。「国の智徳とは国中一般に—せる智徳の全量を指して」〈福沢・文明論之概略〉
ぶんぷ‐かんすう【分布関数】
統計学や確率論において、ある変数に対する度数や数量を表す関数。正規分布や二項分布などのグラフを曲線で表したとき、そ...
ぶんぷ‐きょくせん【分布曲線】
統計学や確率論において、分布関数をグラフに表したときの曲線。
ぶん‐ぷく【分服】
[名](スル)薬の一定量を何回かに分けて飲むこと。
ぶんぷ‐しょうへき【分布障壁】
生物学で、ある種の分布が隔離されて、交配が起こらない、もしくは起こりにくくさせている要因。移動能力が小さい種にとっ...
ぶんぷ‐ていすうかいろ【分布定数回路】
電気信号の波長に比べて空間的に十分に長いスケールをもつ電気回路。回路を構成する素子がそのスケールで連続して分布する...
ぶん‐べい【分袂】
[名](スル)たもとを分かつこと。別れること。決別。「楽を奏し、以て—の歌を唱う」〈織田訳・花柳春話〉
ぶん‐べつ【分別】
[名](スル)種類によって分けること。区別すること。また、その区分。「家庭のごみを—する」
ぶんべつ‐かきかた【分別書(き)方】
「分かち書き」に同じ。
ぶんべつ‐けっしょう【分別結晶】
混合溶液から、各溶質の溶解度の差を利用して析出・溶解を繰り返し、各成分を結晶化して分離・精製する方法。分別晶出。
ぶんべつ‐しょうしゅつ【分別晶出】
⇒分別結晶
ぶんべつ‐じょうりゅう【分別蒸留】
液体の混合物を、各成分の沸点の差を利用して蒸留によって分離する方法。石油化学工業の精製などで用いられる。精留。分留。
ぶんべつ‐ちんでん【分別沈殿】
2種類以上の成分を含む混合溶液に、各溶質の溶解度の差を生じさせる沈殿剤を加え、各成分を分離・精製する方法。互いに化...
ぶん‐べん【分弁/分辨】
[名](スル)見きわめて区別すること。「真偽を—する」
ぶん‐べん【分娩】
[名](スル)胎内の子を体外に産み出すこと。出産。「産院で—する」
ぶんべん‐だい【分娩台】
病院・助産院などに設けられる、分娩のための台。ベッド型や椅子型などがある。
ぶんべん‐よていび【分娩予定日】
統計的に分娩が起こる可能性が高い日。人の場合、妊娠前の最終月経開始日から280日目(妊娠40週0日)。予定日当日に...
ぶん‐ぼ【分母】
分数または分数式で、割るほうの数や式。横線の下に書かれる。⇔分子。