ぼくとう‐が【木蠹蛾】
ボクトウガ科の昆虫。翅(はね)の開張約5センチ。体は白く、翅に黒点が散在し、腹に黒色横帯がある。灯火に集まる。幼虫...
ぼくとうきだん【濹東綺譚】
永井荷風の小説。昭和12年(1937)発表。作家の「わたくし」こと大江匡(おおえただす)と玉の井の娼婦お雪との交情...
ぼく‐とつ【木訥/朴訥】
[名・形動]質朴で訥弁であること。かざりけがなく、口数が少ないこと。また、そのさま。「—な人柄」 [派生]ぼくとつ...
ぼくとつ‐ぜんう【冒頓単于】
[?〜前174]中国、前漢のころの匈奴(きょうど)王。在位、前209〜前174。父を殺して単于(君主)となり、東胡...
ぼく‐どう【牧童】
放牧の牛馬などの番や世話をする子供。また、牧場で家畜の世話をする者。
ぼくどうのふえ【牧童の笛】
⇒エオリアンハープ
ぼく‐にょう【攴繞/攵繞】
漢字の繞(にょう)の一。「放」「敲(こう)」などの「攵」や「攴」の称。とまた。
ぼくねん‐じん【朴念仁】
無口で愛想のない人。また、がんこで物の道理のわからない人。わからずや。
ぼくのちいさなそこく【ぼくの小さな祖国】
胡桃沢耕史の小説。昭和57年(1982)刊。南米を舞台とする冒険小説。
ぼく‐はい【木牌】
1 木の札。もくはい。 2 木の位牌。もくはい。
ぼくはかぐやひめ【僕はかぐや姫】
松村栄子の小説。平成2年(1990)、第9回海燕新人文学賞を受賞した著者のデビュー作。
ぼくはさんぽとざつがくがすき【ぼくは散歩と雑学が好き】
評論家、植草甚一によるエッセー。昭和45年(1970)刊行。米国の文化を、映画・小説・音楽・政治・風俗などの面から...
ぼくはもぞうにんげん【僕は模造人間】
島田雅彦の小説。昭和60年(1985)「新潮」誌に掲載。翌年単行本刊行。教養小説のスタイルを模した青春小説。
ぼく‐ば【牧馬】
牧場で放牧されている馬。 平安時代の琵琶の名器。醍醐天皇御物。
ぼく‐ひ【木皮】
木の皮。樹皮。もくひ。
ぼく‐ひ【僕婢】
下男と下女。召使い。
ぼく‐ひつ【木筆】
1 へら状の木の先端を細く割って筆としたもの。また、焼き筆のこと。もくひつ。 2 読書のとき、文章中の文字をさし示...
ぼく‐ひつ【墨筆】
1 墨と筆。また、墨をつけて書く筆。 2 墨と筆を用いて書いたもの。
ぼく‐ふ【牧夫】
牧場で牛馬などの飼育をする男性。
ぼく‐ほん【墨本】
⇒法帖(ほうじょう)
ぼく‐ぼく
[副](スル) 1 土などが乾いてやわらかく崩れそうなさま。「—(と)した土」 2 「ほくほく3」に同じ。「馬—我...
ぼく‐みん【牧民】
人民を治めること。
ぼくみん‐かん【牧民官】
地方長官。
ぼく‐めつ【撲滅】
[名](スル)完全にうちほろぼすこと。根こそぎなくしてしまうこと。「白アリを—する」「伝染病を—する」
ぼく‐や【牧野】
家畜の放牧や牧草の採取のための野原。
ぼく‐や【僕射】
1 中国の官名。左右各1名が置かれる。秦代に始まり、唐・宋時代は宰相の任にあたった。 2 左大臣・右大臣の唐名。
ぼく‐よう【牧羊】
[名](スル)羊を飼育すること。また、その羊。
ぼく‐よう【牧養】
[名](スル)牧場で家畜を飼育すること。
ぼくようきょうかしゅう【卜養狂歌集】
半井卜養の狂歌集。写本は寛文9年(1669)成立。天和元年(1681)には菱川師宣の挿絵による版本を出版。
ぼくよう‐けん【牧羊犬】
放牧中の羊の群れの番や誘導をする犬。コリー・シェパードなど。
ぼくよう‐しん【牧羊神】
「牧神(ぼくしん)」に同じ。 [補説]書名別項。→牧羊神
ぼくようしん【牧羊神】
上田敏の詩・訳詩集。大正9年(1920)、著者の死後に刊行。
ぼくようじょう【牧羊城】
中国、大連市の老鉄山北西麓にある古城跡。周末・漢初の遺物が多数出土。
ぼく‐ら【僕等】
[代]一人称の人代名詞。「ぼく」の複数。わたくしたち。われら。「—の小学校」
ぼくらのじだい【ぼくらの時代】
栗本薫の長編推理小説。昭和53年(1978)刊。同年、第24回江戸川乱歩賞受賞。著者と同名の素人探偵を主人公とする...
ぼく‐り【木履】
《「ぽくり」とも》 1 浅い木ぐつ。 2 足をのせる木の台に鼻緒をつけた履物。下駄・足駄の類。 3 「ぽっくり(木...
ぼく‐れい【僕隷】
召使い。下男。下僕。しもべ。
ぼくれつ‐じけん【朴烈事件】
大正12年(1923)大逆罪容疑で逮捕された在日朝鮮人朴烈と、その妻の金子文子の処遇をめぐって起こった事件。死刑判...
ぼ‐くん【謨訓】
国家の大計と後世の政治の手本となる教え。